TimesTenデータベースの破棄

TimesTenには、TimesTenデータベースを破棄するコマンドが用意されています。

  1. 破棄プロセスではデータが破棄されるため、すべてのデータをバックアップしたことを確認します。
  2. データベースを破棄する前に、すべてのキャッシュ・グループを削除していることを確認します。キャッシュ・グループを削除できない場合は、次のステップの破棄処理で-forceオプションを使用します。「キャッシュ・グループの削除」を参照してください。
  3. 破棄処理を実行します。
    • TimesTen Scaleoutでは、TimesTenデータベースが不要になった場合、ttGridAdmin dbDestroyコマンドを使用してデータベースを破棄できます。『Oracle TimesTen In-Memory Database Scaleoutユーザーズ・ガイド』「データベースの破棄」を参照してください。

    • TimesTen Classicでは、TimesTenデータベースが不要になった場合、ttDestroyユーティリティを使用してそのデータベースを破棄できます。

      ノート:

      TimesTen Classicでは、RAMポリシーでデータベースをメモリーに残すように指定した場合、データベースが破棄されない場合があります。たとえば、RAMポリシーがalwaysに指定されている場合には、データベースを破棄する前に、RAMポリシーをmanualに変更し、ttAdmin -ramunloadコマンドを実行してデータベースをアンロードする必要があります。『Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』「RAMポリシーの指定」を参照してください。

      次の例では、cache1データベースに接続してから破棄するttDestroyユーティリティを示します。

      % ttDestroy cache1
  4. 破棄処理で-forceオプションを使用した場合は、次のスクリプトを実行してメタデータおよびOracle Databaseオブジェクトをクリーンアップします。
    • TimesTen Scaleoutの場合、scaleoutCacheCleanup.sqlスクリプトを実行します。

    • TimesTen Classicの場合、cacheCleanup.sqlスクリプトを実行します。