コミットされた変更の伝播の無効化
Oracle Databaseに伝播しないDML文からの更新が存在する場合は、ttCachePropagateFlagSet
組込みプロシージャでフラグを0 (ゼロ)に設定することによって、Oracle Databaseに対する現在のトランザクション内でコミットされた変更の伝播を(DML文の実行によって)無効にできます。
このフラグを0 (ゼロ)に設定した後、DML文の実行の影響はバックエンドのOracle Databaseに伝播されることはありません。そのため、これらの更新はTimesTenデータベース上にのみ存在します。後で、ttCachePropagateFlagSet
組込みプロシージャでこのフラグを1に再設定することによって、伝播を再有効化できます。このフラグの設定を1に戻した後は、Oracle Databaseに対してすべてのコミットされた変更の伝播が再開されます。伝播フラグは、トランザクションのコミット後またはロールバック後に自動的に1に再設定されます。『Oracle TimesTen In-Memory Databaseリファレンス』の「ttCachePropagateFlagSet」を参照してください。