キャッシュ接続プールのサイズ設定変更の動的な適用

キャッシュ接続プールのパラメータはOracleデータベースに保存されるため、これらは、TimesTenサーバーが再起動するたびに、TimesTenデータベースのキャッシュ接続プールを初期化するために使用されます。サイズ設定は、ttCacheConnPoolSet組込みプロシージャを使用してOracleデータベースに設定されます。このサイズ設定は、起動時に各TimesTenサーバーおよび子サーバー・プロセスに適用されます。

ただし、ttCacheConnPoolApply組込みプロシージャを使用して、各子サーバー・プロセス(データベースが実行されている間)のキャッシュ接続プール・パラメータを動的にサイズ変更できます。

  • ttCacheConnPoolSet組込みプロシージャを実行して、Oracleデータベースに格納されている新しいパラメータ・セットを設定します。

  • 子サーバー・プロセスに接続します。

  • この特定の子サーバー・プロセスの新しいキャッシュ接続プール・パラメータのセットをttCacheConnPoolApply組込みプロシージャに動的に関連付けます。

たとえば、次の場合、1として識別された子サーバー・プロセスに接続し、新しいキャッシュ接続プール構成をこの子サーバー・プロセスに適用します。子サーバー・プロセス2に対しても同じプロセスを実行します(ServersPerDSNが2の場合)。

Command> connect "DSN=cache1;ChildServer=1;";
Command> call ttCacheConnPoolApply;
Command> disconnect;

Command> connect "DSN=cache1;ChildServer=2;";
Command> call ttCacheConnPoolApply;
Command> disconnect;

ttCacheConnPoolApply組込みプロシージャは、マルチスレッドのクライアント/サーバー接続からのみ実行できます。

キャッシュ接続プールに障害が発生した場合は、任意の子サーバー・プロセスからttCacheConnPoolApply組込みプロシージャを実行してプールを再作成できます。

「キャッシュ接続プールの管理の例」を参照してください。