ターゲットTimesTenデータベースのインストールと構成
オンボックス・デプロイメントとオフボックス・デプロイメントの両方に対して、ターゲットTimesTenデータベースをインストールして構成できます。
ノート:
ソースOracle Databaseへの接続用に構成された適切なTimesTenインスタンスおよびデータベースがすでにある場合は、このステップをスキップできます。
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適切なTNSエントリを含むOracle Database Net Services
tnsnames.ora
ファイルを準備して、TimesTenホスト・システムからソースOracle Databaseへの接続を有効にします。このファイルを適切なディレクトリに保存します。次の例では、
myoradb
というTNSエントリを作成します。MYORADB = (DESCRIPTION = (ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = oradb.example.net)(PORT = 1521)) (CONNECT_DATA = (SERVER = DEDICATED) (SERVICE_NAME = myoradb) ) )
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ttInstanceModify -tnsadmin
オプションを使用してキャッシュ・エージェントのTNS_ADMIN
の場所を設定し、tnsnames.ora
ファイルへのパスを設定します。ファイルが配置されているディレクトリへのフルパスを指定します。ttInstanceModify -tnsadmin /TimesTen/conf
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TimesTen Classicのキャッシュの場合は、
tnsnames.ora
ファイルが配置されているディレクトリのフルパスを指すようにTNS_ADMIN
環境変数を設定します。この変数が持続するように、ユーザーのプロファイル・スクリプトでこの変数を設定します。export TNS_ADMIN=/TimesTen/tnsadmin
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この設定を取得するには、メイン・デーモンを再起動します。
ttDaemonAdmin -stop ttDaemonAdmin -start
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ターゲットのTimesTenデータベースが存在するホストを準備します。TimesTenをインストールし、TimesTenインスタンスを作成します。インスタンスの作成時に、環境から検出できる
TNS_ADMIN
値をインスタンスで使用できるようにします。『Oracle TimesTen In-Memory Databaseインストレーション、移行およびアップグレード・ガイド』の「LinuxまたはUNIXでのTimesTen Classicのインストール」を参照してください。 -
TimesTenインスタンスが機能すると、インスタンス
sys.odbc.ini
ファイルにデータ・ソース名(DSN)を定義します。DSNでは、ターゲット・データベースのすべてのパラメータを定義します。次の例では、TimesTenデータベースのDSN
cache1
を示します。このタイプのDSNは、データベースのすべての属性を定義し、直接モード接続のエンドポイントを定義するため、サーバーDSNと呼ばれます。OracleNetServiceName
属性の値は、以前に構成されたTNSエントリの名前(この例ではmyoradb
)である必要があります。DatabaseCharacterSet
およびConnectionCharacterSet
に指定された値は、ソースのOracle Database文字セットと一致する必要があります。[ODBC Data Sources] cache1=TimesTen 22.1 Driver [cache1] DataStore=/disk1/db/ckpt/myappdb LogDir=/disk2/db/log PermSize=8192 TempSize=512 LogBufMB=1024 LogFileSize=1024 MemoryLock=4 DatabaseCharacterSet=AL32UTF8 ConnectionCharacterSet=AL32UTF8 OracleNetServiceName=myoradb
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TimesTenインスタンス管理ユーザーとしてログインしている間に、TimesTenインスタンスの環境を設定します。ターゲット・データベースを作成する
ttIsql
ユーティリティを使用してDSNに接続します。