TimesTenワークフローのキャッシュ・リフレッシュ機能を提供するためのGoldenGateの構成

GoldenGateとTimesTenの間にキャッシュ環境を設定できます。

この手順と例では、次のバージョンを使用します:
  • ソース・データベースは、最新のリリース(18c以上)を実行しているOracle Databaseです。
  • ターゲット・データベースは、TimesTenリリース22.1.1.1.0以上です。
  • GoldenGateリリースは21.3以上です。GoldenGate 21.3以上では、場合によってはレプリケーション・スループットを向上させることができるGoldenGateパラレルReplicatプロセスがサポートされています。GoldenGateは、ソース・データベースと同じマシンにインストールします。

TimesTenを使用してGoldenGateキャッシュ環境を設定するタスクは次のとおりです:

タスク 説明 詳細情報
Oracle Databaseのインストール ソース・データベースをインストール、構成および準備します。ほとんどのシナリオでは、ソース・データベースがすでに存在し、これにキャッシュする表が含まれています。 Oracle Databaseのインストール
ソース・データベースへのGoldenGateのインストール GoldenGateで使用するソース・データベースをインストールして準備します。 Oracle GoldenGate Classic Architectureのインストール
GoldenGateデータ取得の構成 TimesTenでキャッシュするソース・データベース表のGoldenGateデータ取得を構成します。 Oracle GoldenGateの構成
オンボックスまたはオフボックス・デプロイメントの選択 GoldenGate適用プロセスをターゲットのTimesTenデータベース(オンボックス・デプロイメント)と同じホストで実行するか、ターゲットのTimesTenデータベース(オフボックス・デプロイメント)に対して別のホストで実行するかを決定します。 GoldenGate Replicatプロセスのデプロイメントのオンボックスまたはオフボックスの選択
ターゲットTimesTenデータベースのインストールと構成 通常、ソース・データベースとは別のホスト(アプリケーション・プロセスが実行されるホスト)にキャッシュをデプロイします。 ターゲットTimesTenデータベースのインストールと構成
TimesTenでのデータベース・ユーザーおよび表の作成 ソース・データベースからキャッシュするTimesTenユーザーおよび表を作成します。必要な権限を付与します。 TimesTenデータベース・ユーザーおよび表の作成
TimesTenクライアント・インスタンスのインストールおよび構成 オフボックス・デプロイメントを選択した場合は、GoldenGate適用ホストにTimesTenクライアント・インスタンスをインストールし、TimesTenデータベースに接続するように構成します。 TimesTenクライアント・インスタンスのインストールおよび構成(オフボックス・デプロイメントのみ)
GoldenGateデータ適用の構成 ソース・データベース表に対応するTimesTenデータベース表のGoldenGate適用メカニズム(Replicatプロセス)を構成します GoldenGateデータ適用の構成
初期データ・ロードの実行 初期データ・ロードを実行して、対応するソース・データベース表からTimesTenキャッシュ表にデータを移入します。このプロセスには、通常、GoldenGate固有のアクションと実際のデータ・ロードが含まれています。 初期ロードの実行
GoldenGateリアルタイム・レプリケーションの起動 GoldenGate連続リアルタイム・レプリケーションをアクティブ化して、ソース・データベースからTimesTenへの継続的なデータ変更同期を提供します。 GoldenGateの連続リアルタイム・レプリケーションの起動