Oracle RAC環境でのキャッシュの使用の制限
Oracle RACのキャッシュ・サポートにはいくつかの制限があります。
Oracle RACのキャッシュ・サポートの制限は次のとおりです:
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キャッシュ処理は、Oracle RAC、FANおよびTAFの機能に制限されます。たとえば、サービスのすべてのノードが正常に実行されなかった場合、そのサービスは再起動されません。TimesTenは、ユーザーがサービスを再開するまで待機します。
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TAFでは、
ALTER SESSION
処理はリカバリされません。障害発生後に変更されたセッション属性のリストアは、ユーザーが行う必要があります。 -
キャッシュ処理の場合、TimesTenではFANと統合されたOCIを使用します。このインタフェースは、スレッドを自動的に作成し、Oracle Databaseイベントが発生するまで待機します。これは、ダイレクト・ドライバを使用してTimesTenアプリケーションでスレッドを生成する唯一のTimesTenの機能です。このスレッド作成が行われるようにアプリケーションを調整します。追加スレッドが不要な場合は、
RACCallback
接続属性を0に設定すると、TAFおよびFANが使用されなくなります。