動的ロード・エラーを返す

SELECTUPDATEまたはDELETE文が要件を満たしていない場合にエラーを返すようにTimesTenを構成できます。

動的ロードの要件については、「動的ロードのガイドライン」を参照してください。

DynamicLoadErrorMode接続属性は、アプリケーションが動的キャッシュ・グループに対してSQL処理を実行する場合、およびSQL処理で特定の接続において動的ロードが使用できない場合の動作を制御します。

  • DynamicLoadErrorModeが値0に設定されている場合、問合せで参照される、動的ロードに適格なすべてのキャッシュ・グループに動的ロードが発生します。適格ではないキャッシュ・グループは動的にロードされず、エラーは返されません。DynamicLoadEnable=1のとき、問合せが複数のキャッシュ・グループを参照する場合は動的ロードが発生しません。

  • DynamicLoadErrorModeが値1に設定されているとき、問合せで参照されるどの動的キャッシュ・グループも動的ロードに適格ではない場合、その問合せは失敗します。このエラーは、動的ロードが発生できない理由を示します。

この接続属性を特定のトランザクションにのみ設定するには、次のいずれかを使用します。

  • ttIsqlユーティリティのset dynamicloaderrormode 1コマンドを使用します。

  • DynamicLoadErrorModeフラグを設定し、オプティマイザ値を1に設定したttOptSetFlag組込みプロシージャをコールします。

    call ttOptSetFlag('DynamicLoadErrorMode', 1)

    文が動的ロード要件に準拠していなくてもエラーを報告しないようにするには、DynamicLoadErrorModeフラグを設定し、オプティマイザ値を0に設定したttOptSetFlag組込みプロシージャをコールします。