TimesTenデータベースとOracleデータベース間での接続テスト

接続が正しく確立されている場合は、問合せによってOracle Databaseのバージョンが返されます。

TimesTenデータベースとOracleデータベース間の接続をテストするには、パススルー・レベルを3に設定して、Oracle Databaseで処理される次の問合せをTimesTenキャッシュ管理ユーザーとして実行します:

Command> passthrough 3;
Command> SELECT * FROM V$VERSION;
Command> passthrough 0;

バージョンが返されなかった場合は、次の設定が正しいかどうかを確認します。

  • OracleNetServiceName接続属性に設定されているOracleネット・サービス名およびOracleデータベース・サーバーの状態

  • LD_LIBRARY_PATHSHLIB_PATHなどの共有ライブラリ検索パスの環境変数の設定

  • TimesTenデータベースのキャッシュ管理ユーザー名の設定

Oracleキャッシュ管理ユーザー名の設定を取得するには、TimesTenキャッシュ管理ユーザーとしてttCacheUidGet組込みプロシージャをコールします:

Command> call ttCacheUidGet;

TimesTen Classicでは、Oracleキャッシュ管理ユーザー名は、CACHE_MANAGER権限を持つTimesTen外部ユーザーとしてttAdmin -cacheUidGetユーティリティ・コマンドを実行することによって、コマンドラインから返すこともできます:

% ttAdmin -cacheUidGet cache1