LockWait

LockWait属性を使用すると、アプリケーションで接続のロック待機間隔を構成できます。

ロック待機時間は、ロックの競合が発生した際に待機する秒数です。小数秒を使用すると、わずかな秒数を表す際に重要な1秒未満のLockWait値を指定できます。例:
LockWait = 0.1

これは、1/10秒の待機時間となります。

LockWaitには10分の数秒の精度で0から1,000,000の値を設定できます。デフォルトは10秒です。

LockWait = 10.0

タイムアウトを検出するエージェントのスケジュールにより、実際のロック待機応答時間は不正確で、最大1/10秒超過する場合があります。0(ゼロ)秒のタイムアウトの場合はこの不正確さは該当せず、タイムアウトはすぐにレポートされます。

データベースへの接続数は、ロック競合の解決にかかる時間に影響します。データベースへの接続数が多くなると予測される場合は、ロック待機時間を増やしてください。

接続では­組込みプロシージャをコールすることで、ロック待機時間をいつでも変更できます。

特定のデータベースに対するすべてのロックのリストを表示するには、TimesTenユーティリティttXactAdminを使用します。

必要な権限

この属性の値の変更に権限は必要ありません。

TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用

この属性は、TimesTen ClassicとTimesTen Scaleoutの両方でサポートされています。

設定

LockWaitは次のように設定します。

属性の設定場所 属性の表示 設定

CまたはJavaプログラム、あるいはUNIXおよびLinuxシステムのTimesTen Classicのodbc.iniファイル、またはTimesTen Scaleoutのデータベース定義(.dbdef)ファイル

LockWait

s - タイムアウトが発生する前にロックの競合解消を待機する秒数を指定します。デフォルトは10秒です。

Windows ODBCデータソース・アドミニストレータ

該当なし