OptimizerHint

OptimizerHint接続属性によって、接続のオプティマイザ・ヒントのデフォルトが確立されます。

システムのデフォルトと異なるものにできます。この接続属性を使用して設定したオプティマイザ・ヒントは、ユーザー・アプリケーション内のすべてのSQL文に対して設定されます。

この属性の値は、文レベルのオプティマイザ・ヒントと同じ形式の文字列ですが、*+*/-+の各デリミタがありません。文字列には、オプティマイザ・ヒント名のみを含めることができます。他のヒント文字列またはコメントと混在させることはできません。

オプティマイザ・ヒントの優先順位は、文レベルのヒント、トランザクション・レベルのヒント、最後がこの接続属性によって設定されたヒントとなります。

クライアント/サーバー・アプリケーションの場合は、クライアント接続で設定された属性が、この属性のサーバーDSN設定よりも優先されます。

セミコロン(;)など一部の記号は、属性値に許可されていません。パラメータにセミコロンが含まれるヒントの場合、同じ名前の複数のヒントは1つのヒントに結合されます。たとえば、

TT_INDEX (t1,i1, 0; t2, i2,0)

のように表現するには、次のようにします

TT_INDEX (t1,i1,0) TT_INDEX (t2, i2,0 )

接続レベルで複数のヒントを結合するには、それらを同じ行に入力する必要があります。

この属性の値としてサポートされるオプティマイザ・ヒントのリストは、『Oracle TimesTen In-Memory Database SQLリファレンス』「文レベルのオプティマイザ・ヒント」を参照してください。

必要な権限

この属性の値の変更に権限は必要ありません。

TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用

この属性は、TimesTen ClassicとTimesTen Scaleoutの両方でサポートされています。

設定

OptimizerHintは次のように設定します。

属性の設定場所 属性の表示 設定

CまたはJavaプログラム、あるいはUNIXおよびLinuxシステムのTimesTen Classicのodbc.iniファイル、またはTimesTen Scaleoutのデータベース定義(.dbdef)ファイル

OptimizerHint

オプティマイザ・ヒントおよびそれらの値を指定する文字列。文字列の最大長は512です。

Windows ODBCデータソース・アドミニストレータ

該当なし