PLSQL_MEMORY_SIZE

PL/SQLを使用するには、共有メモリー・セグメントが必要です。この属性は、PL/SQLで使用される共有メモリー・セグメントのサイズをMB単位で指定します。すべての接続でこのメモリー・セグメントを共有します。

この共有メモリーには、最近実行されたPL/SQLコード、共有パッケージの状態およびPL/SQLの処理に関連付けられたメタデータが格納されます。この共有メモリー・セグメントは、TimesTenデータベースを格納するセグメントとは別の共有メモリー・セグメントです。

この属性を設定する場合の注意事項は、次のとおりです。

  • この属性の値は、TimesTenによって永続的に保存されます。データベースがTimesTenによって自動的にロードされる状況において、永続的な属性値が指定されます。たとえば、データベースのRamPolicyが1に設定されている場合、データベースは自動的にロードされます。

  • ほとんどのPL/SQLユーザーにとっては、このデフォルト・サイズは十分なメモリー量です。PL/SQLを大量に使用するデータベースの場合は、より大きいメモリー・サイズを指定します。メモリー領域に空きがなくなると、PL/SQLの実行中にORA-4031エラーが発生する可能性があります。

  • メモリー・セグメントのアドレスは、PLSQL_MEMORY_ADDRESSの値によって決定されます。

  • PL/SQLを使用していなくても、PL/SQLセグメントから割り当てられた固定オーバーヘッドおよび接続ごとのオーバーヘッドの両方が存在します。割り当てられる最小の固定メモリーは約1500KBです。さらに、接続ごとに約40KBのメモリーが割り当てられます。したがって、必要な推定最小メモリー設定を計算すると、1500KB (number_of_connections * 40)以上になります。アプリケーションでPL/SQLを使用する場合は、このセグメントに必要な推定の最小メモリーの2倍を割り当てることをお薦めします。アプリケーションでPL/SQLを使用しない場合は、必要な推定の最小メモリーの2倍よりも少なく割り当てることができます。

必要な権限

インスタンス管理者のみがこの属性の値を変更できます。

TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用

この属性は、TimesTen ClassicとTimesTen Scaleoutの両方でサポートされています。

設定

PLSQL_MEMORY_SIZEは次のように設定します。

属性の設定場所 属性の表示 設定

CまたはJavaプログラム、あるいはUNIXおよびLinuxシステムのTimesTen Classicのodbc.iniファイル、またはTimesTen Scaleoutのデータベース定義(.dbdef)ファイル

PLSQL_MEMORY_SIZE

共有メモリー・セグメントのサイズをMB単位で表す、2より大きい正の整数をMB単位で指定します。デフォルト・サイズは128MBです。

Windows ODBCデータソース・アドミニストレータ

該当なし