ServerStackSize

ServerStackSize属性の値は、サーバーでの各接続のスタック・サイズを決定します。

この属性の値は、MaxConnsPerServerの値が1よりも大きい場合にのみ意味を持ちます。サーバーごとの接続が1つのみである場合、子サーバーはプロセスのメイン・スタックを使用します。これは、またプラットフォームに依存せず、次の設定で定義されます。

通常、ServerStackSize属性を設定する必要はありません。ただし、ttcserverプロセスでアクセス違反(Windows)またはコア・ダンプ(LinuxおよびUNIX)が繰返し発生する場合は、ServerStackSize属性を1024 KB以上に増やすことを検討できます。

この属性の値は、timesten.confファイルのserver_stack_size属性の設定よりも優先されます。詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』「LinuxまたはUNIXシステム上のTimesTenサーバーのサーバーDSNの定義」を参照してください。

TimesTenサーバー設定に対する変更は、そのTimesTenサーバーを再起動するまで有効になりません。サーバーを再起動するには、ttDaemonAdmin -restartserverコマンドを使用します。

必要な権限

この属性の値を現在有効な値以外に変更できるのは、この属性が定義されているシステムDSNでオペレーティング・システム権限を持つユーザーのみです。

TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用

この属性は、TimesTen ClassicとTimesTen Scaleoutの両方でサポートされています。

設定

ServerStackSizeは次のように設定します。

属性の設定場所 属性の表示 設定

CまたはJavaプログラム、あるいはUNIXおよびLinuxシステムのTimesTen Classicのodbc.iniファイル、またはTimesTen Scaleoutのデータベース定義(.dbdef)ファイル

ServerStackSize

有効な値はプラットフォームに依存します。デフォルトは768 KBです。

sysconfコールを使用できる場合、最小値は次のとおりです。

sysconf(_SC_THREAD_STACK_MIN)/ 1024

その他の場合、最小値は0です。

Windows ODBCデータソース・アドミニストレータ

該当なし