ttBackupStatus

このプロシージャは、データベースの現在のバックアップまたは最後のバックアップに関する情報が含まれる単一の行を返します。バックアップが進行中の場合は、この情報は現在のバックアップのものになります。バックアップが行われていない場合は、この情報は最後に実行されたバックアップのものになります。

最後に初期接続を行った後にデータベースをバックアップしていない場合は、statusフィールドが0になり、その他の列はNULLになります。

必要な権限

このプロシージャには、ADMIN権限が必要です。

TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用

このプロシージャは、TimesTen Classicでサポートされています。

TimesTen Scaleoutアプリケーションでこの組込みプロシージャをコールできます。

TimesTen Scaleoutの場合、このプロシージャは、コール元の要素に対してローカルに実行されます。

関連ビュー

このプロシージャには、次の関連ビューがあります。

SYS.GV$BACKUP_STATUS

SYS.V$BACKUP_STATUS

構文

ttBackupStatus ()

パラメータ

ttBackupStatusにパラメータはありません。

結果セット

ttBackupStatusは次の結果を返します。

説明

status

TT_INTEGERNOT NULL

バックアップの現在の進捗状況または最後のバックアップの完了状態を表すINTEGERコード。値は次のとおりです:

0 - 最後の初期接続の後、データベースで実行されたバックアップはありません。

1 - バックアップは現在進行中です。

2 - 最後のバックアップは正常に完了しました。

3 - 最後のバックアップは失敗しました。この場合、エラー列には失敗を示すエラー・コードが含まれています。

destination

TT_INTEGER

実行されたバックアップのタイプ。データベースで実行されたバックアップがない場合、値はNULLです。次のいずれかの値です。

0 - ファイルへのバックアップの書込みが行われているか、行われました。

1 - ストリームへのバックアップの書込みが行われているか、行われました。

2 - レプリケーション複製のかわりにバックアップが実行されているか、実行されました。

backupType

TT_INTEGER

バックアップのタイプ(全体または増分のいずれか)。データベースで実行されたバックアップがない場合、値はNULLです。次のいずれかの値です。

0 - 増分バックアップ。

1 - 全体バックアップ。

startTime

TT_TIMESTAMP

バックアップを開始した時間。データベースで実行されたバックアップがない場合、値はNULLです。

endTime

TT_TIMESTAMP

バックアップが完了した時間。この値がNULLで、startTimeNULL以外の場合、バックアップは進行中です。

backupLFN

TT_INTEGER

バックアップ・ポイントのトランザクション・ログ・ファイル番号。データベースで実行されたバックアップがない場合、値はNULLです。

backupLFO

TT_BIGINT

バックアップ・ポイントのトランザクション・ログ・ファイルのオフセット。データベースで実行されたバックアップがない場合、値はNULLです。

error

TT_INTEGER

バックアップが失敗した場合、この列に失敗の理由が示されます。値は、TimesTenエラー番号のいずれかです。データベースで実行されたバックアップがない場合、値はNULLです。

processId

TT_INTEGER

バックアップを実行しているプロセスまたはデーモンのID(特定できる場合)。

CALL ttBackupStatus ();
< 2, 2, 1, 2021-09-13 13:10:32.587557, 
2005-08-12 13:10:33.193269, 1, 1531840, 0, 6968 >
1 row found.

ノート:

このプロシージャは、現在のバックアップまたは最後のバックアップ以外の以前のバックアップに関する情報は返しません。また、データベースが起動または停止されると返される情報は永続的ではなくなります。