TTC_Server_DSN2、TTC_Server_DSNn

TimesTen Classicの場合、この属性はTimesTenサーバーを実行しているコンピュータのサーバーDSNを指定します。(これは、TimesTen Scaleoutには必要ありません。)自動フェイルオーバーが発生したときに使用されるサーバーDSNです。この属性および関連する属性の値設定の詳細は、TTC_Server_DSNの説明を参照してください。

フェイルオーバーが発生した場合、クライアントがTTC_Server_DSNに接続できないか、DSNへの接続が失われると、クライアントはTTC_Server_DSN2またはTTC_Server_DSNnへの接続を試みます。

TTC_Server_DSNnに未指定の値は、TTC_Server_DSN (またはTTC_Server_DSN1)の値を継承します。たとえば、TTC_Server2を指定して、TTC_Server_DSN2TCP_Port2を指定しない場合、TTC_Server_DSN2TTC_Server_DSN値に設定され、TCP_Port2TCP_Port値に設定されます。

自動クライアント・フェイルオーバーの詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』「自動クライアント・フェイルオーバーの使用」を参照してください。

必要な権限

この属性の値の変更に権限は必要ありません。

TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用

この属性は、TimesTen ClassicとTimesTen Scaleoutの両方でサポートされています。

設定

TTC_Server_DSN2またはTTC_Server_DSNnは次のように設定します。

属性の設定場所 属性の表示 設定

CまたはJavaプログラム、またはUNIXおよびLinuxシステムのODBC.INIファイル

TTC_Server_DSN2TTC_Server_DSNn

自動フェイルオーバーが発生したときに使用される、サーバー上に存在するDSNを指定する文字列です。

Windows ODBCデータソース・アドミニストレータ

「Oracle TimesTen Client DSN Setup」ダイアログの「Failover Server DSN」フィールド(TTC_Server_DSN2の場合のみ)。

自動フェイルオーバーが発生したときに使用される、サーバー上に存在するDSNを指定する文字列です。