ttCacheAWTMonitorConfig

このプロシージャを使用すると、監視を有効にして、AWTキャッシュ・グループのワークフローの各コンポーネントに費やされた時間を確認できます。

監視結果を表示するには、-awtmoninfoおよび -showstatusコマンドを指定してttRepAdminユーティリティを使用します。

レプリケーション・エージェントが起動されると、監視は無効になります。監視状態をOFFに設定すると、監視ツールの内部カウンタがリセットされます。

このプロシージャは、AWTの変更をOracle Databaseにレプリケートしているレプリケーション・ノードで実行します。アクティブ・スタンバイ・ペアが正常に機能している場合、AWTの変更をレプリケートするノードがスタンバイ・ノードです。アクティブ・ノードがスタンドアロンで動作している場合は、AWTの変更をレプリケートしているノードがアクティブ・ノードになります。

アクティブ・データベースのあるノードで障害が発生した場合、スタンバイ・ノードが新しいアクティブ・ノードになります。その場合は、このプロシージャを新しいアクティブ・ノードに対して実行します。

必要な権限

このプロシージャには、CACHE_MANAGER権限が必要です。

TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用

このプロシージャはTimesTen Classicでサポートされていますが、TimesTen Scaleoutではサポートされません。

関連ビュー

このプロシージャには関連ビューはありません。

構文

ttCacheAWTMonitorConfig (['state'], [samplingRate])

パラメータ

ttCacheAWTMonitorConfigには、次のオプションのパラメータがあります。

パラメータ 説明

state

TT_CHAR(10)

AWT監視を有効および無効にします。値は、ONまたはOFFです。Default is OFF

samplingRate

TT_INTEGER

AWTワークフローがサンプリングされる頻度を指定する正の整数。samplingRate1に設定すると、すべてのAWT処理が監視されます。値が大きいほど、サンプリングの頻度は低くなります。正確性とパフォーマンスの観点から推奨される値は16です。stateONに設定されている場合、samplingRateのデフォルトは16です。stateがOFFに設定されている場合、samplingRateのデフォルトは0です。

結果セット

パラメータを何も指定しない場合、ttCacheAWTMonitorConfigは次の結果を返します。レプリケーション・エージェントが実行中でない場合、またはAWTキャッシュ・グループが作成されていない場合は、エラーを返します。

説明

state

TTVARCHAR (10) NOT NULL

AWT監視の現在の状態。値は、ONまたはOFFです。

AWTSamplingFactor

TT_INTEGERNOT NULL

AWTワークフローがサンプリングされる頻度を指定する正の整数。

監視が無効な場合、現在の状態とサンプリング係数を取得します。

Command> CALL ttCacheAWTMonitorConfig;
< OFF, 0 >
1 row found.

監視を有効にし、サンプリング係数を16に設定します。

Command> CALL ttCacheAWTMonitorConfig ('ON', 16);
< ON, 16 >
1 row found.

監視を無効にします。

Command> CALL ttCacheAWTMonitorConfig; ('OFF')
< OFF, 0 >
1 row found.
.

関連項目