ttCacheAutorefreshXactLimit
このプロシージャは、指定された自動リフレッシュ間隔内で、単一表のキャッシュ・グループに対して即時自動リフレッシュを開始し、指定された数の操作の後にコミットします。
このプロシージャは、Oracle Databaseで更新が発生した場合に、次のスケジュールされた自動リフレッシュの前にキャッシュ・グループで更新をリフレッシュしたいときに役立ちます。
再利用バッファ・サイズを変更するには、ttDBConfig組込みプロシージャを使用します。
必要な権限
このプロシージャには、CACHE_MANAGERまたはADMIN権限が必要です。
TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用
このプロシージャは、TimesTen ClassicとTimesTen Scaleoutの両方でサポートされています。関連ビュー
このプロシージャには関連ビューはありません。
構文
ttCacheAutorefreshXactLimit ('IntervalValue', 'Value')パラメータ
ttCacheAutorefreshXactLimitには、次のパラメータがあります。
| パラメータ | 型 | 説明 |
|---|---|---|
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自動リフレッシュ・キャッシュ・グループの実行が定義される間隔をミリ秒の単位で指定します。 |
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結果セット
ttCacheAutorefreshXactLimitは次の結果を返します。
| 列 | 型 | 説明 |
|---|---|---|
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自動リフレッシュ・キャッシュ・グループの実行が定義される間隔(ミリ秒)。 |
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例
次の例では、10秒の間隔値で定義されたすべての増分自動リフレッシュ読取り専用キャッシュ・グループに対し、トランザクション制限を256回の操作後ごとにコミットするように設定しています。
call ttCacheAutorefreshXactLimit('10000', 'ON');
月末の処理が完了し、増分自動リフレッシュ読取り専用キャッシュ・グループがリフレッシュされた後、10秒の間隔値で定義された増分自動リフレッシュ読取り専用キャッシュ・グループに対し、トランザクション制限を無効にします。
call ttCacheAutorefreshXactLimit('10000', 'OFF');
増分自動リフレッシュ読取り専用キャッシュ・グループが2000回の操作後ごとにコミットするようにトランザクション制限を有効にするには、次のように2000を値として指定します。
call ttCacheAutorefreshXactLimit('10000', '2000');ノート
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このプロシージャは、キャッシュ操作でのみ使用可能です。この組込みプロシージャは、増分自動リフレッシュを備えた静的読取りキャッシュ・グループにのみ適用されます。
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自動リフレッシュが実行中および複数の小さいトランザクションに適用されている間は、トランザクション一貫性は維持できません。自動リフレッシュ・サイクルが完了すると、データはトランザクション一貫性があります。
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ttCacheAutorefreshXactLimitの設定は、レプリケートまたは複製されません。ユーザーは、アクティブ・ノードおよびスタンバイ・ノードの両方で組込みプロシージャを実行する必要があります。 -
その間隔のすべてのキャッシュ・グループを削除した場合、設定はリセットされません。
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ttMigrate、ttBackup、ttRestore組込みプロシージャは、ttCacheAutorefreshXactLimitの設定を保存しません。 -
キャッシュ・グループの自動リフレッシュ間隔を変更しても、
ttCacheAutorefreshXactLimitの設定は変更されません。
関連項目
- ttCacheAutorefIntervalStatsGet
- 『Oracle TimesTen In-Memory Databaseキャッシュ・ガイド』の「増分自動リフレッシュ読取り専用キャッシュ・グループを使用した大規模なトランザクションの実行」。