ttCacheAutorefreshSelectLimit

ユーザーは、Oracleデータベースの実表を結合する行の選択制限を構成できます。

Oracle Databaseの実表を自動リフレッシュ変更ログ表の制限された行数と結合するために増分自動リフレッシュを設定することは、選択制限の設定として知られています。

必要な権限

このプロシージャにはADMINまたはCACHE_MANAGER権限が必要です。

TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用

このプロシージャは、TimesTen ClassicとTimesTen Scaleoutの両方でサポートされています。

関連ビュー

このプロシージャには関連ビューはありません。

構文

ttCacheAutorefreshSelectLimit ( autorefreshInterval, value )

パラメータ

ttCacheAutorefreshSelectLimitには、次のパラメータがあります。

パラメータ 説明

param

VARCHAR2 (50) NOT NULL

autorefreshIntervalvalueを適用するキャッシュ・グループ(この自動リフレッシュ間隔値のキャッシュ・グループ)を指定します。

自動リフレッシュ間隔(ミリ秒単位)の整数値は、自動リフレッシュの頻度を示すために自動リフレッシュ・キャッシュ・グループが作成されたときに最初に指定した値と同じ値です。

value

VARCHAR2 (200)

valueは、キャッシュ表に適用する自動リフレッシュ変更ログ・ファイルから選択する行数の制限を示します。これらの変更は自動リフレッシュ変更ログ表のすべての行が適用されるまで、増分的に適用されます。

値が変更された場合、その変更は次の自動リフレッシュ・サイクルの開始時に適用されます。

valueは、次のいずれかになります。

  • 'ON': 自動リフレッシュ変更ログ表から一度に最大1000行選択してすべての自動リフレッシュ・サイクルに適用します。

  • number: 自動リフレッシュ・サイクル時に自動リフレッシュ変更ログ表からのユーザー指定の最大行数を選択します。ユーザーが制限サイズを2000に指定した場合、自動リフレッシュは自動リフレッシュ変更ログ表から最大2000行を一度に選択します。負の数字を指定した場合には、エラーが返されます。

  • 'OFF': 選択制限を無効にします。増分自動リフレッシュは自動リフレッシュ・サイクル時に変更ログ表からすべての行を選択します。

  • NULL: 指定したvalueNULLまたは指定されていない場合、現在の設定が返されます。

結果セット

ttCacheAutorefreshSelectLimitは特定の自動リフレッシュ間隔に設定された次の選択制限の値を返します。

説明

param

VARCHAR2(50)

autorefreshIntervalはキャッシュ・グループ(この自動リフレッシュ間隔値のキャッシュ・グループ)を指定します。

value

VARCHAR2(200)

現在のvalueは、キャッシュされた表に適用する自動リフレッシュ変更ログ・ファイルから選択された行数を示します。

NULL値を指定するか、パラメータを指定しないことで現在の設定を表示できます。次の例では間隔値が7秒の増分自動リフレッシュ・キャッシュ・グループの設定を表示します。

Command> call ttCacheAutorefreshSelectLimit('7000', NULL);
< 7000, 2000 >
1 row found.
Command> call ttCacheAutorefreshSelectLimit('7000');
< 7000, 2000 >
1 row found.

次の例では間隔値が7秒の増分自動リフレッシュ・キャッシュ・グループに対して選択制限を2000行に設定しています。

Command> call ttCacheAutorefreshSelectLimit('7000', '2000');
< 7000, 2000 >
1 row found.

ノート

  • このプロシージャは、キャッシュ操作でのみ使用可能です。

  • ttCacheAutotrefreshSelectLimit組込みプロシージャは、キャッシュ・グループが増分自動リフレッシュを設定した静的読取り専用キャッシュ・グループとして定義されている1つの表を含む単一のキャッシュ・グループに定義した間隔のみに選択制限を設定できます。

  • ttCacheAutorefreshSelectLimitの設定は、レプリケートまたは複製されません。ユーザーは、アクティブ・ノードおよびスタンバイ・ノードの両方において組込みを実行する必要があります。

  • その間隔のすべてのキャッシュ・グループを削除した場合、設定はリセットされません。

  • ttMigratettBackupttRestore組込みプロシージャは、ttCacheAutorefreshSelectLimitの設定を保存しません。

  • キャッシュ・グループ自動リフレッシュ間隔を変更する場合、キャッシュ・グループに対してttCacheAutorefreshSelectLimitの実行を介して以前設定された内容は変更されません。ttCacheAutorefreshSelectLimit組込みプロシージャでキャッシュ・グループの選択制限のみを変更できます。