ttCacheAutorefreshSelectLimit
ユーザーは、Oracleデータベースの実表を結合する行の選択制限を構成できます。
Oracle Databaseの実表を自動リフレッシュ変更ログ表の制限された行数と結合するために増分自動リフレッシュを設定することは、選択制限の設定として知られています。
必要な権限
このプロシージャにはADMIN
またはCACHE_MANAGER
権限が必要です。
TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用
このプロシージャは、TimesTen ClassicとTimesTen Scaleoutの両方でサポートされています。関連ビュー
このプロシージャには関連ビューはありません。
構文
ttCacheAutorefreshSelectLimit ( autorefreshInterval, value )
パラメータ
ttCacheAutorefreshSelectLimit
には、次のパラメータがあります。
パラメータ | 型 | 説明 |
---|---|---|
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自動リフレッシュ間隔(ミリ秒単位)の整数値は、自動リフレッシュの頻度を示すために自動リフレッシュ・キャッシュ・グループが作成されたときに最初に指定した値と同じ値です。 |
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値が変更された場合、その変更は次の自動リフレッシュ・サイクルの開始時に適用されます。
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結果セット
ttCacheAutorefreshSelectLimit
は特定の自動リフレッシュ間隔に設定された次の選択制限の値を返します。
列 | 型 | 説明 |
---|---|---|
|
|
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現在の |
例
NULL
値を指定するか、パラメータを指定しないことで現在の設定を表示できます。次の例では間隔値が7秒の増分自動リフレッシュ・キャッシュ・グループの設定を表示します。
Command> call ttCacheAutorefreshSelectLimit('7000', NULL); < 7000, 2000 > 1 row found. Command> call ttCacheAutorefreshSelectLimit('7000'); < 7000, 2000 > 1 row found.
次の例では間隔値が7秒の増分自動リフレッシュ・キャッシュ・グループに対して選択制限を2000行に設定しています。
Command> call ttCacheAutorefreshSelectLimit('7000', '2000'); < 7000, 2000 > 1 row found.
ノート
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このプロシージャは、キャッシュ操作でのみ使用可能です。
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ttCacheAutotrefreshSelectLimit
組込みプロシージャは、キャッシュ・グループが増分自動リフレッシュを設定した静的読取り専用キャッシュ・グループとして定義されている1つの表を含む単一のキャッシュ・グループに定義した間隔のみに選択制限を設定できます。 -
ttCacheAutorefreshSelectLimit
の設定は、レプリケートまたは複製されません。ユーザーは、アクティブ・ノードおよびスタンバイ・ノードの両方において組込みを実行する必要があります。 -
その間隔のすべてのキャッシュ・グループを削除した場合、設定はリセットされません。
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ttMigrate
、ttBackup
、ttRestore
組込みプロシージャは、ttCacheAutorefreshSelectLimit
の設定を保存しません。 -
キャッシュ・グループ自動リフレッシュ間隔を変更する場合、キャッシュ・グループに対して
ttCacheAutorefreshSelectLimit
の実行を介して以前設定された内容は変更されません。ttCacheAutorefreshSelectLimit
組込みプロシージャでキャッシュ・グループの選択制限のみを変更できます。
関連項目
- ttCacheAutorefIntervalStatsGet
- 『Oracle TimesTen In-Memory Databaseキャッシュ・ガイド』の「読取り専用キャッシュ・グループの増分自動リフレッシュの選択制限の構成」。