ttCacheConnPoolGet

このプロシージャは、キャッシュ接続プール・パラメータの現在の値を取得します。

ChildServer接続属性は、各子サーバー・プロセスを識別します。ChildServer=nおよびnは、1から実行中の子サーバー・プロセスの数までの範囲内の数です。子サーバー・プロセスに接続したら、特定の子サーバー・プロセス用のttCacheConnPoolGet('current')組込みプロシージャを実行できます。

詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseキャッシュ・ガイド』「動的ロード・リクエストのためのOracleデータベースへのキャッシュ接続プールの管理」を参照してください。

必要な権限

このプロシージャを実行するには、TimesTenのキャッシュ管理マネージャまたはAdminの権限が必要です。

TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用

このプロシージャはTimesTen Classicでサポートされていますが、TimesTen Scaleoutではサポートされません。

関連ビュー

このプロシージャには関連ビューはありません。

構文

ttCacheConnPoolGet(state)

パラメータ

ttCacheConnPoolGetにはパラメータstateがあります。このパラメータは、次のいずれかです。

  • saved: Oracleデータベースに保存されているキャッシュ接続パラメータを戻します。保存済構成を問い合せると、直接接続、シングルスレッド・クライアント/サーバー接続またはマルチスレッド・クライアント/サーバー接続からttCacheConnPoolGet組込みプロシージャを実行できます。

  • current: この現在の子サーバー・プロセスのキャッシュ接続プールを定義したキャッシュ接続パラメータを返します。特定の子サーバー・プロセスの現在の構成を問い合せる場合は、マルチスレッド・クライアント/サーバー接続からのみttCacheConnPoolGet組込みプロシージャを実行できます。

結果セット

ttCacheConnPoolGetは、次の値を戻します。

説明

MinSize_CURRENT

TT_INTEGER

キャッシュ接続プールのオープン接続の最小数の設定値。

MaxSize_CURRENT_

TT_INTEGER

キャッシュ接続プールのオープン接続の最大数の設定値。

IncrSize_CURRENT

TT_INTEGER

オープン接続数を必要に応じて増加させる増分の設定値。

Timeout_CURRENT

TT_INTEGER

キャッシュ接続プール内の接続のタイムアウト(秒)。このタイムアウトよりも長くアイドル状態である接続は、オープン接続数を最適に維持するために終了され、キャッシュ接続プールに戻されます。

ConnNoWait_CURRENT

TT_INTEGER

接続がすぐに使用できないときにキャッシュ接続プールから使用可能な接続を待機するかどうかを指定するディレクティブ。有効な値は次のとおりです:

  • 無効(0): 動的ロード処理は、続行する前にキャッシュ接続プール内の使用可能な接続を待機します。

  • 有効(1): キャッシュ接続プールに使用可能な接続がない場合、動的ロード処理はエラーで失敗します。

OpenCount_CURRENT

TT_INTEGER

キャッシュ接続プール内のオープン接続の現在の数。保存済パラメータを問い合せると、この値に-1が表示されます。

BusyCount_CURRENT

TT_INTEGER

キャッシュ接続プール内のビジー接続の現在の数。保存済パラメータを問い合せると、この値に-1が表示されます。

LastError_CURRENT

TT_INTEGER

キャッシュ接続プールから接続を取得しようとしたときに返された最後のOracle Databaseエラーの数(該当する場合)が表示されます。たとえば、1034という値は、「ORA-0134: ORACLE not available」エラーが、最後に返されたOracle Databaseエラーであることを示します。currentを要求したときにOracle Databaseエラーが返されない場合、0 (ゼロ)が返されます。

保存済パラメータを問い合せると、この値に-1が表示されます。

Oracleデータベースに保存されているキャッシュ接続プールの値を問い合せます。

Command> call ttCacheConnPoolGet('saved');
< 1, 10, 1, 10, 0, -1, -1, -1>

このプロシージャは、キャッシュ操作でのみ使用可能です。