ttHeapInfo

このプロシージャは、データベース内のヒープ・メモリーの使用状況をレポートします。データベース内の各ヒープについて、割り当てられたサイズ、使用中のサイズ、最高水位標(使用中のサイズの最大量)および遅延空きバッファの数が表示されます。

必要な権限

このプロシージャには、権限は必要ありません。

TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用

このプロシージャは、TimesTen Classicでサポートされています。

TimesTen Scaleoutアプリケーションでこの組込みプロシージャをコールできます。

TimesTen Scaleoutの場合、このプロシージャは、コール元の要素に対してローカルに実行されます。

関連ビュー

このプロシージャには、次の関連ビューがあります。

SYS.GV$HEAP_INFO

SYS.V$HEAP_INFO

構文

ttHeapInfo('name')

パラメータ

ttHeapInfoには、次のパラメータがあります。

パラメータ 説明

name

TT_CHAR (30)

情報を取得するヒープの名前

指定しない場合、ttHeapInfoには、すべてのヒープの名前とそのメトリックがリストされます。

結果セット

ttHeapInfoは次の結果セットを返します。

説明

name

TT_CHAR(30) NOT NULL

ヒープ・メモリー情報を返す対象のヒープの名前。

size

TT_BIGINTNOT NULL

ヒープ・メモリーの割当て済サイズ。

inUse

TT_BIGINTNOT NULL

使用中のヒープ・メモリーの量。

highWater

TT_BIGINTNOT NULL

使用されたヒープ・メモリーの最大量。

freeDeferred

TT_BIGINTNOT NULL

遅延している解放済ヒープ・メモリー・バッファの数。

CALL ttHeapInfo ('sampledb1');
< PERMANENT_0, 2515656, 2404112, 2582856, 0>
< PERMANENT_1, 1024, 1024, 1024, 0>
...
< INDEX_SNAPSHOT_VALUE_CONFIG_I, 2048, 776, 776, 0>
156 rows found