ttLatchStatsGet

このプロシージャは、ラッチの統計を表示します。統計は、実行中のシステムで競合が発生している領域を特定するために役立ちます。

このプロシージャは、主にTimesTenテクニカル・サポートから要求された場合に使用します。

必要な権限

このプロシージャですべてのアクティブな接続またはデータベース・レベルの統計を表示するには、ADMIN権限が必要です。現在の接続のラッチ統計を表示する場合は、権限は不要です。

TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用

このプロシージャは、TimesTen Classicでサポートされています。

TimesTen Scaleoutアプリケーションでこの組込みプロシージャをコールできます

TimesTen Scaleoutの場合、このプロシージャは、コール元の要素に対してローカルに実行されます。

関連ビュー

このプロシージャには関連ビューはありません。

構文

ttLatchStatsGet (level, operation)

パラメータ

ttLatchStatsGetには、次のパラメータがあります。

パラメータ 説明

level

TT_CHAR (16)

統計情報を出力する接続の数を制御するレベル。有効な値は次のとおりです:

db - データベース上のすべてのアクティブな接続。

conn - 現在の接続。これはデフォルトです。

connid - 特定の接続(connidで指定)。

operation

TT_CHAR (16)

この値は、出力の冗長レベルを制御します。有効な値は次のとおりです:

show - 高い競合レベルを持つ競合ポイントのみを表示します

showall - 競合が発生している競合ポイントを表示します

showandtell - すべての競合ポイントを表示します。

結果セット

結果セットは競合ポイントと統計情報の2つのタイプに分類されます。

ttLatchStatsGetは競合ポイントの結果セットを返します。ここには競合の場所が示されます。

説明

callerName

TT_VARCHAR (40) NOT NULL

競合ポイントを含む関数名。

fileName

TT_VARCHAR (30) NOT NULL

callerName関数を含むファイル。

lineNo

TT_INTEGERNOT NULL

fileNameファイルの行番号。

description

TT_VARCHAR (100) NOT NULL

この競合ポイントの説明。

ttLatchStatsGetは統計情報の結果セットを返します。ここには、この競合ポイントに関する詳細な統計情報が示されます。

説明

connName

TT_VARCHAR (32) NOT NULL

競合が発生している接続の名前。

spinCount

TT_BIGINTNOT NULL

connName接続がこの競合ポイントでスピンした回数。

access

TT_BIGINTNOT NULL

connName接続がこの競合ポイントを使用した回数。

sleepCnt

TT_INTEGERNOT NULL

connName接続がこの競合ポイントでスリープした回数。

firstTry

TT_INTEGERNOT NULL

connName接続が、競合の発生なしでこの競合ポイントを使用した回数。

collisions

TT_INTEGERNOT NULL

connName接続がこの競合ポイントを使用して、競合が発生した回数。

avgSpin

TT_BIGINTNOT NULL

connName接続がこの競合ポイントでスピンした平均回数。

次の例では、ttLatchStatsGetへのコールの結果セットの例を示します。

CALL ttLatchStatsGet(); 
< getSmallMed, heap.c 2675, Generic description, sampledb1, 
  1, 0, 1, 0, -1, -1, 0 >
< sbhpallocAttempt, heap.c 3712, Generic description, 
  sampledb1, 1, 0, 1, 0, -1, -1, 0 >

関連項目