ttLogHolds
アプリケーションではログの保持とログ・ファイルの蓄積を監視する必要があります。詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseレプリケーション・ガイド』の「レプリケートされたログ・レコードの表示」と『Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』の「トランザクション・ログ・ファイルの蓄積の監視」を参照してください。
必要な権限
このプロシージャには、権限は必要ありません。
TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用
このプロシージャは、TimesTen Classicでサポートされています。
TimesTen Scaleoutアプリケーションでこの組込みプロシージャをコールできます。
このプロシージャは、コール元の要素の行を返します。他の要素に関する情報を表示するには、SYS.GV$LOG_HOLDSシステム表を問い合せます。
構文
ttLogHolds()
パラメータ
ttLogHolds
にパラメータはありません。
結果セット
ttLogHolds
は次の結果セットを返します。
列 | 型 | 説明 |
---|---|---|
|
|
保持されているトランザクション・ログ・ファイルの番号を返します。 |
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保持されているトランザクション・ログ・ファイルのオフセットを返します。 |
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保持されているログ・タイプを返します。次のいずれかです。
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保持されたログ・タイプ固有のオブジェクトの説明です。それぞれの説明は、返されるタイプに対応しています。次のいずれかです。
|
例
Command> call ttLogHolds(); < 0, 1148544, Long-Running XA Transaction , 0x1-476c6f62616c-5861637431 > < 0, 1149752, Long-Running Transaction, 4.2 > < 0, 1149992, Checkpoint , sample.ds1 > < 0, 1150168, Checkpoint , sample.ds0 >
次の例では、アクティブ・スタンバイ・ペアのレプリケーション・スキームに対するttLogHolds
組込みプロシージャの出力を示します(アクティブ・マスターはmaster1
、スタンバイ・マスターはmaster2
、単一サブスクライバはsubscriber1
です)。
Command> call ttLogHolds(); < 0, 3569664, Checkpoint , master1.ds0 > < 0, 15742976, Checkpoint , master1.ds1 > < 0, 16351496, Replication , ADC6160529:SUBSCRIBER1 > < 0, 16351640, Replication , ADC6160529:MASTER2 > 4 rows found.
次の例では、Oracle DatabaseへのAWTキャッシュ・グループの非同期伝播の進行状況を示します。記述フィールドには、AWTキャッシュ・グループ伝播のトランザクション・ログの保持を識別するために「_ORACLE
」が含まれます。
Command> call ttLogHolds(); < 0, 18958336, Checkpoint , cachealone1.ds0 > < 0, 19048448, Checkpoint , cachealone1.ds1 > < 0, 19050904, Replication , ADC6160529:_ORACLE > 3 rows found.