ttLockWait

このプロシージャは、アプリケーションで、現在の接続のロック・タイムアウト間隔を変更できるようにします。変更はただちに有効になり、現在のトランザクションでのすべての後続文および接続しているすべての後続トランザクションにも適用されます。

ロック待機時間は、ロックの競合が発生した際に待機する秒数です。秒の小数部も指定できます。

タイムアウトを検出するエージェントのスケジュールにより、ロック待機時間は不正確で、通常、最大100ミリ秒超過する場合があります。0(ゼロ)秒のタイムアウトの場合はこの不正確さは該当せず、タイムアウトはすぐにレポートされます。

必要な権限

このプロシージャには、権限は必要ありません。

TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用

このプロシージャは、TimesTen Classicでサポートされています。

TimesTen Scaleoutアプリケーションでこの組込みプロシージャをコールできます。

TimesTen Scaleoutでは、このプロシージャはグリッド内のすべての要素に対して実行されます。

関連ビュー

このプロシージャには関連ビューはありません。

構文

ttLockWait(seconds)

パラメータ

ttLockWaitには、次の必須のパラメータがあります。

パラメータ 説明

seconds

NUMBER (8,1) NOT NULL

競合が発生した際にロックを待機する時間(秒)。秒の小数部も指定できます。有効な値は0.0から1000000.0の範囲です。

結果セット

ttLockWaitは結果を返しません。

ロック待機を6秒に指定するには、次のように実行します。

CALL ttLockWait (6);

ロック待機を10分の1秒に指定するには、次のように実行します。

CALL ttLockWait (0.1);

ノート:

TimesTenトランザクションは、ロックがただちに利用できない場合、事前に設定された時間だけ待機し、ロックを取得しようとします。その後、ロック・リクエストはタイムアウトになり、アプリケーションにエラーTT6003を返します。デフォルトでは、TimesTenはロック・タイムアウトに10秒の値を使用します。値0 (ゼロ)が指定された場合、トランザクションは利用できないロックを待機しません。

関連項目