ttSQLCmdCacheInfo
このプロシージャは、TimesTen SQLコマンド・キャッシュのすべての準備されたSQL文に関する情報を返します。
必要な権限
このプロシージャには、ADMIN
権限が必要です。
TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用
このプロシージャは、TimesTen Classicでサポートされています。
TimesTen Scaleoutアプリケーションでこの組込みプロシージャをコールできます。
TimesTen Scaleoutの場合、このプロシージャは、コール元の要素に対してローカルに実行されます。
構文
ttSQLCmdCacheInfo([sqlCmdID])
パラメータ
ttSQLCmdCacheInfo
には、次のオプションのパラメータがあります。
パラメータ | 型 | 説明 |
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TimesTenコマンド・キャッシュでのSQLコマンドの一意の識別子。値が指定しない場合、すべてのコマンドに関する情報が表示されます。 |
結果セット
ttSQLCmdCacheInfo
は次の結果セットを返します。
列 | 型 | 説明 |
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コマンドの一意の識別子。 |
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コマンドがプライベートの場合、これは準備された場所の接続の接続IDです。プライベート・コマンドでない場合、この値は |
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コマンドの実行回数をカウントします。 |
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コマンドの準備の数をカウントします。 |
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コマンドの再準備の数をカウントします。 |
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このコマンドがサブデーモンによってガベージ収集可能かどうかを示します。
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コマンド・キャッシュでこのコマンドに割り当てられた領域の合計(バイト)。 |
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コマンドを作成したユーザー。 |
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現在のコマンドの完全なSQLテキスト。 |
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この文のために行われたフェッチ実行の合計数。フェッチ数は |
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文が最後に実行された時刻。値の形式は |
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この文の最大ウォール・クロック実行時間が秒単位で表示されます。 |
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コマンドの最後に測定された実行時間が秒単位で表示されます。 |
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コマンドが実行された場所を示します。
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ttXactAdminやロック・エラー・メッセージなどのツールで特定のコマンドを参照します。これは、グリッド全体でコンパイルされたコマンドの一意の識別子です。 |
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このコマンドの最後の実行で使用された一時領域の量(バイト単位)。 |
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このコマンドの以前の実行で使用された一時領域の最大量(バイト単位)を表します。 |
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TT_TINYINT |
コマンドがコンパイルされるオプティマイザの書込み同時実行モード。 |
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TT_TINYINT |
このコマンドは、すべてのモードで同じようにコンパイルするか、異なるモードで異なる方法でコンパイルします。 |
例
現在有効なすべてのコマンドに関する情報をttIsql
に表示するには、次のように実行します。
Command> call ttsqlcmdcacheinfo; < 43428992, 2048, 5, 5, 0, 1, 2800, SYS, select sys.objectSequence.nextval from dual > < 51629120, 2048, 12, 12, 0, 1, 3040, SYS, delete from sys.idl_char$ where obj#=:1 and part=:2 > < 51641192, 2048, 2, 2, 0, 1, 2112, BWAF4EVR, create table c1 number not null, c2 number) > < 43442488, 2048, 5, 5, 0, 1, 4616, SYS, insert intosys.obj$(owner#, name, namespace, obj#, type#, ctime, mtime, stime, status, flags) values(:1,:2,:3,:4,:5,:6,:7,:8,:9,:10) > < 51632072, 2048, 12, 12, 0, 1, 3040, SYS, delete from sys.idl_ub2$ where obj#=:1 and part=:2 > < 49375216, 2048, 0, 1, 0, 0, 4232, SYS, select 1 from sys.sysauth$ s where s.grantee# = :userid or s.grantee# = 1) and (s.privilege# = :priv or s.privilege# = 67) > < 51626304, 2048, 12, 12, 0, 1, 3040, SYS, delete from sys.idl_ub1$ where obj#=:1 and part=:2 > < 51645776, 2048, 1, 1, 0, 1, 2344, BWAF4EVR, create table (c1 number primary key not null, col2 number) > < 51623232, 2048, 4, 4, 0, 1, 2704, SYS, delete from sys.source$ where obj#=:1 > 32 rows found.
ttIsql
で情報を垂直形式で表示するには、次のように実行します。
Command> vertical call ttSQLCmdCacheInfo; ...
sqlCmdID
51623232
の情報をttIsql
で垂直形式で表示するには、次のように使用します。
Command> vertical call ttsqlcmdcacheinfo(51623232); SQLCMDID: 51623232 PRIVATE_COMMAND_CONNECTION_ID: 2048 EXECUTIONS: 4 PREPARES: 4 REPREPARES: 0 FREEABLE: 1 SIZE: 2704 OWNER: SYS QUERYTEXT: delete from sys.source$ where obj#=: FETCHCOUNT: STARTTIME: MAXEXECUTETIME: LASTEXECUTETIME: MINEXECUTETIME: 1 row found.
関連項目