ttVersion

ttVersion組込みプロシージャは、TimesTenリリース番号の5つの部分を返します。

必要な権限

このプロシージャには、権限は必要ありません。

TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用

このプロシージャは、TimesTen Classicでサポートされています。

TimesTen Scaleoutアプリケーションでこの組込みプロシージャをコールできます。

TimesTen Scaleoutの場合、このプロシージャは、コール元の要素に対してローカルに実行されます。

関連ビュー

このプロシージャには、次の関連ビューがあります。

SYS.GV$VERSION

SYS.V$VERSION

構文

ttVersion()

パラメータ

ttVersionにパラメータはありません。

結果セット

ttVersionは次の結果セットを返します。

説明

major1

TT_INTEGERNOT NULL

メジャー・リリースの年の最後の2桁を示す、5つの部分からなるリリース番号の最初の部分(リリース22.1.1.21.0の場合は22)。

major1の変更は、主要なインフラストラクチャおよび機能の変更を示します。

major2

TT_INTEGERNOT NULL

5つの部分からなるリリース番号の2番目の部分(リリース22.1.1.21.0の場合は1)。

major2のみの変更は、新機能を含むバージョン、および場合によってはインフラストラクチャの変更を示しています。

同じmajor1.major2を持つリリースはパッチ適用に対応します。データは、あるリリースのデータベースからアンロードし、移行プロセスなしで別のデータベースにロードできます。

patchset

TT_INTEGERNOT NULL

5つの部分からなるリリース番号の3番目の部分(リリース22.1.1.21.0の場合は1)。

patchsetのみの変更は、バグ修正および場合によっては一部の機能拡張が含まれるリリースを示します。

patch

TT_INTEGERNOT NULL

5つの部分からなるリリース番号の4番目の部分(リリース22.1.1.21.0の場合は21)。

patchのみの変更は、重要なバグ修正のみを含むリリースを示します。

reserved

TT_INTEGERNOT NULL

5つの部分からなるリリース番号の5番目の部分(リリース22.1.1.21.0の場合は0)。今後使用する目的で確保されていいます。

リリース22.1.1.21.0の場合の結果:

Command>  call ttVersion();
< 22, 1, 1, 9, 0 >
1 row found.