タスク3: TimesTenデータベースでの静的読取り専用キャッシュ・グループの作成
TimesTenデータベースで、自動リフレッシュを指定した静的読取り専用キャッシュ・グループを作成します。
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TimesTenキャッシュ管理ユーザーとして、
CREATE READONLY CACHE GROUP
SQL文を使用してTimesTenデータベースに静的読取り専用キャッシュ・グループを作成します。一意の索引列を主キー定義として使用します。次の例は、Oracleデータベースの
sales
customers
表およびorders
表をcustomer_orders
というキャッシュ・グループにキャッシュする方法を示しています。% ttIsql "DSN=cache1;UID=cacheadmin;PwdWallet=/wallets/cacheadminwallet" Command> CREATE READONLY CACHE GROUP customer_orders AUTOREFRESH FROM sales.customers (cust_num NUMBER(6) NOT NULL, region VARCHAR2(10), name VARCHAR2(50), PRIMARY KEY(cust_num)), sales.orders (ord_num NUMBER(10) NOT NULL, cust_num NUMBER(6) NOT NULL, when_placed DATE NOT NULL, when_shipped DATE NOT NULL, PRIMARY KEY(ord_num), FOREIGN KEY(cust_num) REFERENCES sales.customers(cust_num));
ノート:
このSQL文は、キャッシュ・グループとキャッシュ表をTimesTenデータベースに作成します。読取り専用キャッシュ・グループには、デフォルトで自動リフレッシュが追加されます。自動リフレッシュはデフォルトにより、5分ごとに実行される増分自動リフレッシュに設定されます。
TimesTenキャッシュ表の列に対してデータ型を選択する場合は、Oracle Database表の列のデータ型を考慮し、キャッシュ表の列に対して同等または互換性のあるデータ型を選択してください。「Oracle Databaseデータ型とTimesTenデータ型の間のマッピング」を参照してください
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TimesTenキャッシュ管理ユーザーとして接続されている
ttIsql
ユーティリティを終了します。次に、ttIsql
ユーティリティを再起動し、インスタンス管理者としてcache1
DSNに接続します。sales.customers
およびsales.orders
キャッシュ表に対するSELECT
権限をTimesTenキャッシュ管理ユーザーに付与して、このユーザーがこれらの表に対してSELECT
問合せを発行できるようにします。Command> exit; Disconnecting... Done. % ttIsql cache1 Command> GRANT SELECT ON sales.customers TO cacheadmin; Command> GRANT SELECT ON sales.orders TO cacheadmin; Command> exit; Disconnecting... Done.