タスク1: Oracle Databaseでのスキーマの識別

Oracleデータベースで、SQL*Plusを使用してデータベース管理者としてOracleデータベースに接続します。

  1. Oracle Databaseでキャッシュする表を識別します。

    キャッシュ表はOracle Databaseでキャッシュする表に基づいているため、TimesTenデータベースにキャッシュするOracle Database表を識別します。

    各表は次のいずれかである必要があります。

    • NULLを指定できない列に主キーがあるOracle Database表。TimesTenキャッシュ表の主キーは、全Oracle Database表の主キーで定義する必要があります。

    • NULLを指定できない列を持つOracle Database表。この表内の1つ以上のNULLを指定できない列に一意索引が指定されています。TimesTenキャッシュ表の主キーは、一意索引のすべての列に定義されている必要があります。

    たとえば、sales customers表およびorders表をOracleデータベースにキャッシュします。その場合、customers表およびorders表の定義は次のとおりです。

    CREATE TABLE sales.customers
    (cust_num NUMBER(6) NOT NULL PRIMARY KEY,
     region   VARCHAR2(10),
     name     VARCHAR2(50),
     address  VARCHAR2(100));
    
    CREATE TABLE sales.orders
    (ord_num      NUMBER(10) NOT NULL PRIMARY KEY,
     cust_num     NUMBER(6) NOT NULL,
     when_placed  DATE NOT NULL,
     when_shipped DATE NOT NULL)
     FOREIGN KEY(cust_num) REFERENCES sales.customers(cust_num));
  2. これらの表は読取り専用キャッシュ・グループにキャッシュされるため、customers表およびorders表に対するSELECT権限をOracleキャッシュ管理ユーザーに付与します。

    SQL> GRANT SELECT ON sales.customers TO cacheadmin;
    SQL> GRANT SELECT ON sales.orders TO cacheadmin;