TimesTenで使用するためのOracle Clusterwareのインストール
Oracle Clusterwareを使用したTimesTenレプリケーションは、Oracle Linux for Armシステムではサポートされないため、Oracle Linux for Armを使用している場合、この項の情報は当てはまりません。
詳細は、Oracle TimesTen In-Memory Databaseレプリケーション・ガイドのOracle Clusterwareを使用したアクティブ・スタンバイ・ペアの管理を参照してください。
次の推奨事項に従ってください:
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OCRおよび投票ディスクの両方に使用するNFS共有を作成します。NFS共有を投票ディスクとして使用するには、特定のNFSパラメータが必要です。
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Oracle Clusterwareのローリング・アップグレードが許可されないため、共有Oracleホームにインストールしないでください。かわりに、各計算ノードにClusterwareを個別にインストールする必要があります。
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各計算ノードにClusterwareをインストールします。Clusterwareインストールへのパスは、各計算ノードにおいて同一である必要があります。したがって、個別のClusterwareインストールにアクセスするために、各計算ノードが同じパスを使用できるディレクトリ構造を設定する必要があります。
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共有記憶域では、各計算ノードに対して個別のディレクトリが存在します。
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計算ノード1の場合、ディレクトリは次となります。
/export/compute_node_1/general
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計算ノード2の場合、ディレクトリは次となります。
/export/compute_node_2/general
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計算ノード
n
の場合、ディレクトリは次となります。/export/compute_node_n/general
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NFSマウントを使用して、ノード固有のディレクトリを、各計算ノードにおいて同一のパスへとマップします。
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ホスト1では、次のようにします。
mkdir -p /swdir/oracle mount storage-server:/export/compute_node_1/general /swdir/oracle
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ホスト2では、次のようにします。
mkdir -p /swdir/oracle mount storage-server:/export/compute_node_2/general /swdir/oracle
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ホスト
n
では、次のようにします。mkdir -p /swdir/oracle mount storage-server:/export/compute_node_n/general /swdir/oracle
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各ホストでは、
/swdir/oracle/crs
にOracle Clusterwareをインストールします。
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