SQLによる管理

TimesTenでは、表、索引、ビュー、マテリアライズド・ビュー、シノニム、順序、ユーザー、権限およびキャッシュ・グループの作成および管理などの管理アクティビティ用のSQL文が用意されています。TimesTen Classicでは、レプリケーション・スキームを作成および管理するためのSQL文が用意されています。

管理者は、ttIsqlユーティリティ内でSQL文を実行できます。たとえば、データベース構造の情報を表示する組込みttIsqlコマンドがいくつかあります。

ノート:

SQL文をすべて示すリストは、『Oracle TimesTen In-Memory Database SQLリファレンス』SQL文を参照してください。

TimesTenは、ご使用のデータベースにおけるシステム表にメタデータ(ご使用のデータベースの内容に関する情報)を格納します。TimesTenには、SQLを使用して情報を問い合せることができるシステム・ビューも用意されています。

また、TimesTenには、データベースに関するメタデータ情報を取得するために問い合せることができるローカル(V$)またはグローバル(GV$)システム・ビューがいくつかあります。

  • V$ビュー: TimesTen Classicデータベースに関する情報、またはアプリケーションがTimesTen Scaleoutでアプリケーションが接続されている要素に関する情報を返すビュー。

  • GV$ビュー: GV$ビューは、V$ビューと同じタイプの情報を返しますが、返される情報が、TimesTen Scaleoutデータベースの各要素に関するV$ビューの内容が含まれるためにグローバルである、という点が異なります。

『Oracle TimesTen In-Memory Databaseシステム表およびビュー・リファレンス』システム表およびビューを参照してください。