1 Oracle TimesTen In-Memory Databaseライセンス・オプション

Oracle TimesTen In-Memory Databaseは、次のライセンス・オプションで使用できます。

Oracle TimesTen In-Memory DatabaseおよびOracle TimesTen Application-Tier Database Cacheは、Named User PlusまたはProcessorメトリックを使用してライセンス供与されます。これら2つのメトリックの詳細は、Oracleソフトウェア・ライセンスの基本を参照してください。Oracle TimesTen In-Memory Database Express Editionのライセンスは無料です。

Oracle TimesTen In-Memory Databaseのライセンスおよび制限

Oracle TimesTen In-Memory Databaseライセンスでは、TimesTenのすべての機能を無制限に使用できます。

このライセンスでは、TimesTenを使用するために他のOracle製品のライセンスを取得する必要はありません。

Oracle TimesTen Application-Tier Database Cacheのライセンスおよび制限

Oracle TimesTen Application-Tier Database Cacheライセンスでは、TimesTenのすべての機能を使用できます。

このライセンスはOracle Databaseに対するオプションであり、Oracle Database Enterprise Editionライセンスを持っている必要があります。

このライセンスは、Oracle DatabaseでTimesTenキャッシング・データを必要とするユース・ケースを対象としています。デプロイされたTimesTenアーキテクチャには、Oracle Databaseのデータとのキャッシング関係を持つ表が少なくとも1つ必要です。

ノート:

TimesTen Scaleoutをデプロイする場合、管理インスタンスまたはZooKeeperサーバーに使用されるCPUのライセンスを取得する必要はありません。

Oracle TimesTen In-Memory Database Express Editionのライセンスおよび制限

Oracle TimesTen In-Memory Database Express Edition (TimesTen XE)ライセンスにより、オラクルの無料使用にあたっての使用条件に基づいてTimesTenを無料でご使用いただけます。

TimesTen XEの使用には次の制限があります。

  • Oracle Global Customer SupportはTimesTen XEについてのサポートは提供しません。ただし、TimesTenコミュニティによるコミュニティ・サポートをご利用いただけます。
  • TimesTen XEはLinux x86-64プラットフォーム向けにのみ提供されています。
  • PermSizeに設定可能な最大値は16 GBです。これは、各TimesTen Classicデータベース、およびTimesTen Scaleoutデータベースの各エレメントに適用されます。
  • TimesTen Scaleoutとしてデプロイした場合、サポートされる最大K-Safety係数は2です。
  • TimesTen Scaleoutとしてデプロイした場合、サポートされる最大要素数は4です。k = 1を使用して4つのレプリカ・セットとともにグリッドおよびデータベースを作成することも、k = 2を使用して2つのレプリカ・セットとともに作成することもできます。
  • Oracle Clusterwareの使用によるTimesTen Classicのアクティブ・スタンバイ・レプリケーション・スキームの管理はサポートされていません。
  • Oracle Enterprise Managerの使用によるTimesTen XEのインスタンスやデータベースの管理はサポートされていません。
  • Classicレプリケート構成内、または同じScaleoutグリッド内でのTimesTenとTimesTen XEの混在はサポートされていません。