ODP.NETのインストール
Oracle Data Access Components(ODAC) 19cリリースのOracle XCOPYバージョンの一部としてODP.NETをインストールするには、次の手順を実行します。TimesTenとともに使用するためのODP.NETのインストールには、この方法をお薦めします。
ノート:
Oracle Databaseをインストールしてある場合は、それと一緒にすでにODP.NETが提供されています。
XCopyには、システム管理者用に、OUIで用意されているものよりも簡単かつきめ細かく操作することができる、標準のODP.NETクライアントよりも小さなODP.NETクライアントが用意されています。これにより、多数のコンピュータに本番をデプロイする際の利便性が向上し、カスタマイズしたデプロイメント・パッケージにODP.NETを埋め込むことが容易になります。
このインストールでは、Oracle Universal Installerは使用されません。かわりに、(XCopyインストール用にODAC ZIPファイルを解凍したインストール・ディレクトリにある)install.bat
バッチ・ファイルを実行してインストールを実行します。
ここではインストール手順の概要が説明されています。詳細は、readme.htm
を参照してください(こちらもインストール・ディレクトリに含まれています)。
ヒント:
readme.htm
ファイルでは、次の点が強調されています。
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既存のOUIベースのOracleホーム・インストールにXCopyを上書きインストールしないようにする必要があります。
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同じディレクトリに複数のODAC製品をインストールする場合、その都度同じOracleホームを指定します。
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ODAC製品と依存関係は、デフォルトで、すでに新しいバージョンがインストールされているかを確認することなくインストールされます。
install.bat
を実行し、インストールを希望するODAC製品を指定します。たとえば、C:\oracle\odac
がインストール・ディレクトリであり、odachome
がODACのOracleホームの名前だと仮定した場合、クライアントにODP.NET for .NET 4ライブラリをインストールする場合は、このコマンドを使用します。
install.bat odp.net4 C:\oracle\odac odachome
または、クライアントにすべてのODAC製品をインストールするには、次のコマンドを実行します。
install.bat all C:\oracle\odac odachome