Node.jsの設定

Node.jsでTimesTenデータベースへの接続を正常に構成するには、node-oracledbドライバをインストールする必要があります。

タスク1: node-oracledbドライバのインストール

node-oracledbドライバをインストールするには、いくつかの方法があります。ご使用の設定と環境に最も適した方法を選択してください。

すべてのシナリオの詳細は、node-oracledbのインストールを参照してください。

タスク2: node-oracledbドライバの初期化

デフォルトでは、node-oracledbドライバはOracle Databaseに直接接続されるThinモードで実行されます。ただし、TimesTenデータベースに接続するには、ドライバがTimesTenに付属のOracle Instant Clientライブラリを使用するためにThickモードである必要があります。

node-oracledbドライバのThickモードを有効にするには、接続を作成する前に、アプリケーションでoracledb.init_oracle_client()同期関数をコールします。node-oracledbのThickモードの有効化を参照してください。

この例では、libDir属性を指定せずにoracledb.init_oracle_client()関数をコールして、ttenvスクリプトで設定されたPATH環境変数が使用されるようにします。「タスク2: TimesTen環境の設定」を参照してください。

var oracledb = require('oracledb');
oracledb.initOracleClient();

タスク3: Node.jsでのTimesTenへの接続の構成

TNS名または簡易接続メカニズムを使用してデータベースに接続できます。 「タスク4: TimesTenの接続の構成」を参照してください。

この例では、Node.js接続文字列にTNS名を使用します。

function connect(cb) {
    oracledb.getConnection({
      user          :  "appuser",
      password      :  "password",
      connectString :  "sampledbconn"
    } ,
    cb);
}

この例では、TimesTenへの直接接続を指定する簡易接続文字列を使用します:

function connect(cb) {
    oracledb.getConnection({
      user          : "appuser",
      password      : "password",
      connectString : "myhost/sampledb:timesten_direct"
    } ,
    cb);
}