DBMS_UTILITY

DBMS_UTILITYパッケージには、様々なユーティリティ・サブプログラムが含まれています。

TimesTenでサポートされていない機能に関連するサブプログラムは、サポートされていません(ここにも記載されていません)。

表7-7に、DBMS_UTILITYのサブプログラムを示します。

表7-7 DBMS_UTILITYのサブプログラム

サブプログラム 説明

CANONICALIZEプロシージャ

指定された文字列を正規化します。

COMMA_TO_TABLEプロシージャ

名前のカンマ区切りリストを名前の連想配列(索引付き表)に変換します。

COMPILE_SCHEMA

指定したデータベーススキーマ内にあるすべてのプロシージャ、ファンクション、パッケージおよびビューをコンパイルします。

DB_VERSIONプロシージャ

データベースに関するバージョン情報を戻します。

TimesTenではシステム・パラメータCOMPATIBLEはサポートされていないため、互換性設定についてはNULLが戻されます。

FORMAT_CALL_STACKファンクション

現在のコール・スタックをフォーマットします。

FORMAT_ERROR_BACKTRACEファンクション

現在のエラーのポイントからエラーが捕捉された例外ハンドラまでのバックトレースをフォーマットします。

FORMAT_ERROR_STACKファンクション

現在のエラー・スタックをフォーマットします。

GET_CPU_TIMEファンクション

現在のCPUタイムを100分の1秒単位で戻します。

GET_DEPENDENCYプロシージャ

渡されたオブジェクトへの依存を表示します。

GET_ENDIANNESSファンクション

データベース・プラットフォームのエンディアンネスを戻します。

GET_HASH_VALUEファンクション

指定された文字列のハッシュ値を計算します。

GET_SQL_HASHファンクション

MD5アルゴリズムを使用して、指定された文字列のハッシュ値を計算します。

GET_TIMEファンクション

現在の時間を100分の1秒単位で戻します。

INVALIDATEプロシージャ

データベース・オブジェクトを無効にし、オプションでオブジェクトのPL/SQLコンパイラのパラメータ設定を変更します。

IS_BIT_SETファンクション

RAW値の指定されたビットの設定を確認します。

NAME_RESOLVEプロシージャ

次のフォームの指定された名前を解決します。

[[a.]b.]c[@dblink]

abおよびcはSQL識別子、dblinkはdblink(データベース・リンク)です。

@dblinkは使用しないでください。TimesTenでは、データベース・リンクはサポートされていません。

NAME_TOKENIZEプロシージャ

パーサーをコールして、次のフォームの指定された名前を解析します。

"a [.b [.c ]][@dblink]"

二重引用符を削除するか、または引用符がない場合は、大文字に変換します。コメントを無視し、セマンティック分析は実行しません。不明な値はNULLになります。

@dblinkは使用しないでください。TimesTenでは、データベース・リンクはサポートされていません。

TABLE_TO_COMMAプロシージャ

名前の連想配列(索引付き表)を名前のカンマ区切りリストに変換します。

VALIDATEプロシージャ

所有者、名前およびネームスペースまたはオブジェクトIDで示されたオブジェクトを有効にします。