TT_STATS

TT_STATSパッケージには、TimesTenシステム・メトリックのスナップショットを取得レベルに応じて収集および比較する機能が備えられています。各スナップショットは、TimesTenで基本的なメトリックまたは一般的なメトリックとみなされるもの、あるいは使用可能なすべてのメトリックで構成されます。

生成されるレポートは、Oracle Databaseのパフォーマンス分析ツールに例えた場合、Oracle Automatic Workload Repository (AWR)レポートに類似しています。

表7-9 TT_STATSのサブプログラム

サブプログラム 説明

CAPTURE_SNAPSHOTプロシージャおよびファンクション

TimesTenメトリックのスナップショットを取得します。また、ファンクションはスナップショットIDも戻します。

DROP_SNAPSHOTS_RANGEファンクション

特定の範囲のスナップショットIDまたはタイムスタンプに従ってスナップショットを削除します。

GENERATE_REPORT_HTMLプロシージャ

特定の2つのスナップショットのデータに基づいて、レポートをHTML形式で生成します。

GENERATE_REPORT_TEXTプロシージャ

特定の2つのスナップショットのデータに基づいて、レポートをプレーン・テキスト形式で生成します。

GET_CONFIGファンクション

特定のTT_STATS構成パラメータの値またはすべての構成パラメータの値を取得します。

SET_CONFIGプロシージャ

特定のTT_STATS構成パラメータに特定の値を設定します。

SHOW_SNAPSHOTSファンクション

データベースに現在格納されているすべてのスナップショットのスナップショットIDおよびタイムスタンプを表示します。