3 DBMS_LOCK
DBMS_LOCK
パッケージでは、ロック管理サービスへのインタフェースが提供されます。TimesTenでは、SLEEP
サブプログラムのみがサポートされています。
この章の内容は次のとおりです。
DBMS_LOCKサブプログラム
TimesTenでは、SLEEP
サブプログラムのみがサポートされています。表3-1に、サブプログラムの概要と詳細な説明を示します。
表3-1 DBMS_LOCKパッケージのサブプログラム
サブプログラム | 説明 |
---|---|
指定した期間、セッションを一時停止します。 |
SLEEPプロシージャ
このプロシージャは、指定した期間、セッションを一時停止します。
構文
DBMS_LOCK.SLEEP (
seconds IN NUMBER);
パラメータ
表3-2 SLEEPプロシージャのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
セッションを中断する秒単位での時間(最小の増分単位は1/100秒) |
使用上のノート
-
システムのアクティビティによっては、実際のスリープ時間が指定した時間より多少長くなることがあります。
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PLSQL_TIMEOUT
一般接続属性がこのスリープ時間未満の正の値に設定されている場合は、まず、タイムアウトが有効になります。スリープ値がタイムアウト値より小さいか、またはPLSQL_TIMEOUT=0
(タイムアウトなし)である必要があります。PLSQL_TIMEOUT
については、Oracle TimesTen In-Memory Database PL/SQL開発者ガイドのPL/SQL接続属性を参照してください。
例
DBMS_LOCK.SLEEP(1.95);