TT_DB_VERSION

9 TT_DB_VERSION

TT_DB_VERSIONパッケージは、TimesTenのバージョン番号を示します。

この章の内容は次のとおりです。

TT_DB_VERSIONの使用
- 概要
- 定数
- 例

TT_DB_VERSIONの使用

概要

TT_DB_VERSIONパッケージには、このパッケージが提供されたTimesTenのメジャー・リリースを示すブール変数があります。

TimesTenリリース22.1のパッケージは次のようになります。

PACKAGE TT_DB_VERSION IS
   VER_LE_1121 CONSTANT BOOLEAN := FALSE;
   VER_LE_1122 CONSTANT BOOLEAN := FALSE;
   VER_LE_1801 CONSTANT BOOLEAN := FALSE;
   VER_LE_2201 CONSTANT BOOLEAN := TRUE;
   ...
END TT_DB_VERSION;

定数

TT_DB_VERSIONパッケージには、現在のTimesTenリリースを示すブール定数があります。表9-1に、TimesTenリリース22.1の場合について示します。

表9-1 TT_DB_VERSIONの定数

名前	タイプ	値	説明
`VER_LE_1121`	`BOOLEAN`	`FALSE`	このパッケージが提供されたTimesTenのバージョンがTimesTen 11.2.1以下の場合、`TRUE`のブール
`VER_LE_1122`	`BOOLEAN`	`FALSE`	このパッケージが提供されたTimesTenのバージョンがTimesTen 11gリリース2(11.2.2)以下の場合、`TRUE`のブール
`VER_LE_1801`	`BOOLEAN`	`FALSE`	このパッケージが提供されたTimesTenのバージョンがTimesTen 18.1以下の場合、`TRUE`のブール
`VER_LE_2201`	`BOOLEAN`	`TRUE`	このパッケージが提供されたTimesTenのバージョンがTimesTen 22.1以下の場合、`TRUE`のブール

例

UTL_IDENTの章の例で、そのパッケージとTT_DB_VERSIONの両方を条件付きコンパイルに使用した例を参照してください。