マスター・データベースの状態の概要
マスター・データベースがなる可能性がある状態について概要を示します。
これらの状態は、章の後半で説明するタスクで参照されています。
マスター・データベースは、次のいずれかの状態になります。
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ACTIVE
: この状態のデータベースが、アクティブ・データベースです。アプリケーションで、そのレプリケーション表を更新できます。 -
STANDBY
: この状態のデータベースが、スタンバイ・データベースです。アプリケーションでは、スタンバイ・データベースのレプリケートされていない表のみを更新できます。レプリケートされていない表とは、CREATE ACTIVE STANDBY PAIR
文のEXCLUDE TABLE
またはEXCLUDE CACHE GROUP
句を使用してレプリケーション・スキームから除外された表のことです。 -
FAILED
: この状態のデータベースが、障害が発生したマスター・データベースです。更新は、このデータ・ストアにはレプリケートされません。 -
IDLE
: この状態のデータベースでは、アクティブ・スタンバイ・ペア内での役割が割り当てられていません。更新することはできません。すべてのデータベースがIDLE
状態になります。 -
RECOVERING
: 前述の障害が発生したマスター・データベースは、アクティブ・データベースと更新を同期している場合、RECOVERING
状態になります。
ttRepStateGet
組込みプロシージャを使用して、マスター・データベースの状態を検出できます。