アクティブ・データベースとスタンバイ・データベースの役割の入替え

アクティブ・データベースの役割をスタンバイ・データベースに変更するには、およびその逆の変更を実行するには:

  1. 現行のアクティブ・データベースで更新を生成しているすべてのアプリケーションを一時停止します。
  2. 現行のスタンバイ・データベースのDSNおよびホストを入力パラメータとして使用して、アクティブ・データベースでttRepSubscriberWaitをコールします。成功すると<00>が返されます。これによって、すべての更新が現行のスタンバイ・データベースに送信されます。
  3. 現行のアクティブ・データベースでレプリケーション・エージェントを停止します。「レプリケーション・エージェントの起動および停止」を参照してください。
  4. アクティブ・データベースで、自動リフレッシュの状態がONに設定されているすべての読取り専用キャッシュ・グループについて、自動リフレッシュの状態をPAUSEDに設定します。
  5. 現在のアクティブ・データベースでttRepDeactivateをコールします。これによって、このデータベースはIDLE状態になります。読取り専用キャッシュ・グループをレプリケートしている場合にこの手順を実行すると、このデータベースのAUTOREFRESH STATEがONからPAUSEDに自動的に変更されます。
  6. 現在のスタンバイ・データベースで、ttRepStateSet('ACTIVE')をコールします。これによって、このデータベースがアクティブ・スタンバイ・ペアのアクティブ・データベースとして機能するようになります。読取り専用キャッシュ・グループをレプリケートしている場合にこの手順を実行すると、このデータベースのAUTOREFRESH STATEがPAUSEDからONに自動的に変更されます。
  7. 元のマスター・データベースでレプリケーション・エージェントを起動します。
  8. 必要に応じて、レプリケーション・エージェント・ポリシーを構成し、元のアクティブ・データベースでレプリケーション・エージェントを起動します。ttRepStateGet組込みプロシージャを使用して、データベースの状態がIDLEからSTANDBYに変更されたタイミングを確認します。これによって、このデータベースがアクティブ・スタンバイ・ペアのスタンバイ・データベースとして機能するようになります。
  9. キャッシュ・エージェントが実行されていない場合は、元のアクティブ・データベースで起動します。
  10. ステップ1で一時停止したアプリケーションを再開します。