グリッド・ログの収集

TimesTen Scaleoutでは、グリッドの一部であるすべてのホストから様々なログを収集できます。これらのログは、グリッドまたはデータベースの使用中に発生する可能性のあるエラーのトラブルシューティングに役立ちます。これらのログは、ttGridAdmin gridLogCollectコマンドを使用して収集できます。
  • ttGridAdmin.log

    グリッドに関するサポート・メッセージを表示します。

  • tterrors.log

    TimesTenデーモンで検出されたエラー・メッセージや警告メッセージを表示します。

  • ttmesg.log

    TimesTenデーモンに関するサポート・メッセージを表示します。

  • 構成ファイル

    各インスタンスのtimesten_home/conf/ディレクトリに格納されている構成ファイル。

ノート:

ログは、timesten_home/diag/ディレクトリに格納されています。このディレクトリには、末尾に番号が付加されている複数のtterrors.logファイルとttmesg.logファイルが含まれています。末尾に番号が付加されていないログが最新のログ・ファイルです。

ノート:

グリッドのログを収集する前に、リポジトリを構成済であることを確認してください。「リポジトリの使用」を参照してください。

この例では、グリッドのログを収集して、これらのログをrepo1というリポジトリに格納します。デフォルトでは、ログのコレクションには、現在の日付と時刻に基づいて、Lyyyymmddhhssという形式で名前が付けられます。バックアップ名の接頭辞であるLはログの頭文字です。

ノート:

-nameパラメータを追加して、コレクション名を指定できます。たとえば、ttGridAdmin gridLogCollect -repository repo1 -name mylogs を実行すると、mylogsという名前のログ・コレクションが作成されます。

% ttGridAdmin gridLogCollect -repository repo1

Logs copied to collection L20170331143740 in repository repo1

ttGridAdmin gridLogCollectコマンドを使用すると、リポジトリ内のコレクション・ディレクトリが作成されます。このコレクション・ディレクトリにはグリッドの各ホストのディレクトリが格納され、それぞれのホスト・ディレクトリにはそのホストのログが格納されます。