データベースの破棄

破棄プロセスではデータが廃棄されるため、データベースの破棄を試行する前に、すべてのデータをバックアップしたことを確認してください。「データベースのバックアップおよびリストア」を参照してください。

ttGridAdmin dbDestroyコマンドでは、データベースを破棄するために、次の操作が実行されます。

  • すべてのデータ・インスタンスに格納されているデータベースのチェックポイント・ファイルとログ・ファイルが削除されます。

  • データベースの作成を記録したエントリを含め、データベースのステータスを追跡する管理インスタンス内のエントリが削除されます。

ただし、データベースを破棄する前に、データベースをアンロードする必要があります。「メモリーからのデータベースのアンロード」を参照してください。

database1データベースを破棄します。

% ttGridAdmin dbDestroy database1
Database DATABASE1 destroy started

また、データベースに関連付けられているデータベース定義を削除することが必要な場合もあります。ttGridAdmin dbdefDeleteコマンドにより、最新バージョンのモデル内のデータベース定義を削除します。このコマンドでは、データベース定義に関連付けられるすべての接続可能オブジェクトも削除されます。

最新バージョンのモデルから、database1データベース定義とその関連接続可能オブジェクトを削除します。

% ttGridAdmin dbdefDelete database1
Database Definition database1 deleted

database1データベース定義の削除を、現在のバージョンのモデルに適用します。

% ttGridAdmin modelApply
...
Pushing new configuration files to each Instance......................OK
...
ttGridAdmin modelApply complete

TimesTen Scaleoutにより、データベース定義とその接続可能オブジェクトがグリッドから削除されます。

ttGridAdmin dbDestroyttGridAdmin dbdefDeleteまたはttGridAdmin modelApplyコマンドの詳細は、それぞれ『Oracle TimesTen In-Memory Databaseリファレンス』データベースの破棄(dbDestroy)データベース定義の削除(dbdefDelete)または最新バージョンのモデルの適用(modelApply)を参照してください。