インスタンスのホーム・ディレクトリとサブディレクトリ

インスタンスを作成すると、各インスタンスには、$TIMESTEN_HOME内にいくつかのサブディレクトリが含められます。

  • bin: そのインスタンスに適応するように調整された、インスタンス固有のTimesTenユーティリティおよび実行可能ファイル

    これに含まれるttenvによって、TimesTen環境の環境変数がセッションに適するように設定され、setuproot.shは、rootとして実行することで、オペレーティング・システムが再起動されるたびにデータ・インスタンスを自動的に起動させることができます。

    ttenvを実行すると、binディレクトリもパスに追加されます。

  • conf: TimesTenインスタンスの構成ファイルであるtimesten.confファイルが含まれます

  • diag: デーモン・ログとエラー・ログを含む診断出力

  • grid: TimesTen Scaleoutのファイルおよびリソース

  • info: TimesTenインスタンスの永続状態が格納されているTimesTenデーモンの作業ディレクトリ

  • install: このインスタンスに関連付けられているインストール内容を参照するシンボリック・リンク。

  • plsql: 次のサブディレクトリが含まれます。

    • utl_file_dir: UTL_FILEパッケージを使用してPL/SQLブロックによる読取りや書込みが可能な唯一のディレクトリ

  • startup: このサブディレクトリに格納されているスクリプトを/etc/init.dに追加することで、そのインスタンスが、システムの起動時に自動的に起動され、システムのシャットダウン時に自動的に停止するようにできます。

ノート:

  • 構成ファイルは、必要に応じて、TimesTen Scaleoutによって更新されます。手動で更新しないでください。

  • クライアントのみのインスタンスには、gridおよびstartupディレクトリは含まれていません。