開発環境またはテスト環境の管理

テスト環境または開発環境で複数のグリッドを作成して使用し、その後破棄する場合は、破棄された後に再使用される予定がない、すべてのグリッドのメンバーシップ・サービス・メタデータをパージする必要があることがあります。

TimesTen Scaleoutでは、グリッド内の各インスタンス上の独立した各グリッドを表すために、メンバーシップ・サービス・メタデータが作成されます。破棄された特定のグリッドが再度使用されないことがわかっている場合は、1つのインスタンスについて次の手順を実行できます。

  1. インスタンスのホーム・ディレクトリの下にある/confディレクトリ内にtimesten.conf構成ファイルを配置します。
  2. timesten.conf構成ファイル内で、次のような、grid_guidおよびgrid_nameパラメータが含まれたメンバーシップ・サービス・エントリを特定します。
    grid_guid=4012FC64-8B9X-45D1-A16C-ED52C3098CAD
    grid_name=grid1

    メンバーシップ・サービス・エントリは、grid_name.grid_guidという命名構造となり、/oracle/timesten/grid/membershipディレクトリ内に存在します。

    ノート:

    アクティブなグリッドのメンバーシップ・サービスが削除されないようにするには、正しいグリッドを特定する必要があります。

  3. zkCli.shコマンドを実行して、メンバーシップ・サーバーに接続します。
    % ./zkCli.sh -server ms_host1:2181
  4. zkCli.sh rmrコマンドを使用して、該当するメンバーシップ・サービス・エントリを削除します。
    rmr /oracle/timesten/grid/membership/grid1.4012FC64-8B9B-45D1-A16C-ED52C3098CAD