TimesTen Scaleoutでサポートされているキャッシュ機能
TimesTen Scaleoutのキャッシュ操作では、次の機能がサポートされています。
パススルーの使用
アプリケーションによってTimesTen接続で文が発行されると、その文は、TimesTenデータベースで実行されるか、Oracleデータベースにパススルーされて実行されます。文をTimesTenデータベースで実行するかOracleデータベースで実行するかは、文の構成、およびPassThrough
接続属性の設定によって決まります。
PassThrough
接続属性を設定することで、どの文をTimesTenでローカルに実行し、どの文をOracleデータベースにリダイレクトして実行するかを制御できます。
『Oracle TimesTen In-Memory Databaseキャッシュ・ガイド』のパススルー・レベルの設定を参照してください。
Oracle RACの使用
Oracle RACにより、複数のOracleデータベース・インスタンスが、共有リソース(クラスタ対応共有ディスクに存在するすべてのデータ・ファイル、制御ファイル、PFILEおよびREDOログ・ファイルなど)がある1つのOracleデータベースにアクセスできるようになります。Oracle RACでは、高可用性が提供されるとともに、読取り/書込み一貫性およびロード・バランシングが処理されます。 『Oracle TimesTen In-Memory Databaseキャッシュ・ガイド』のOracle RAC環境でのキャッシュの使用を参照してください。