ユーザー権限ビュー

各ユーザーに付与された権限を表示するには、特定のビューを使用します。

表2-3 ユーザー権限のシステム・ビュー

ビュー名 説明

SYS.USER_SYS_PRIVS

現在のユーザーに付与されているすべてのシステム権限を戻します。

SYS.DBA_SYS_PRIVS

すべてのユーザーに付与される、PUBLICロールから継承されるシステム権限のリストを戻します。このビューからの選択にはADMIN権限が必要です。

SYS.USER_TAB_PRIVS

現在のユーザーに付与されているすべてのオブジェクト権限を戻します。

SYS.ALL_TAB_PRIVS

ユーザーに対してPUBLICロールから継承されるUSER_TAB_PRIVSとオブジェクト権限の両方の結果を戻します。これにより、ユーザーに付与されるすべてのオブジェクト権限が表示されます。

SYS.DBA_TAB_PRIVS

すべてのユーザーに付与される、PUBLICロールから継承されるオブジェクト権限を戻します。このビューからの選択にはADMIN権限が必要です。

この例では、すべてのユーザーに付与されているシステム権限を表示します。

Command> SELECT * FROM SYS.DBA_SYS_PRIVS;
< SYS, ADMIN, YES >
< SYSTEM, ADMIN, YES >
< TERRY, ADMIN, YES >
< TERRY, CREATE ANY TABLE, NO >
< PAT, CACHE_MANAGER, NO >
5 rows found.

ノート:

『Oracle TimesTen In-Memory Databaseシステム表およびビュー・リファレンス』システム表およびビューを参照してください。