13 TimesTenパフォーマンス・メトリックの使用
TimesTenによって、TimesTenシステム表、システム・ビューおよび組込みプロシージャからパフォーマンス・メトリックが収集されます。SQL Developerでは、スナップショットを取得し、2つのスナップショットを比較したレポートを生成できます。スナップショットは、パフォーマンス・メトリックの収集です。
ノート:
SQL Developerでは、TT_STATS
PL/SQLパッケージのファンクションを使用してスナップショットを取得し、2つのスナップショットを比較したレポートを生成します。TT_STATS
PL/SQLパッケージの詳細は、Oracle TimesTen In-Memory Database PL/SQLパッケージ・リファレンスのTT_STATSを参照してください。
TimesTenパフォーマンス・メトリックを使用する前に次を確認してください。
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Oracle TimesTen In-Memory Databaseリリース11.2.2.5 (以上)を使用していること。
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TimesTen接続ユーザーに
TT_STATS
PL/SQLパッケージでの実行権限があること。ADMIN
ユーザーを含む他のユーザーには、インスタンス管理者またはADMIN
ユーザーによってTT_STATS
パッケージのEXECUTE
権限が付与されている必要があります(次の例など)。GRANT EXECUTE ON SYS.TT_STATS TO scott;
この章では、TimesTenパフォーマンス・メトリックの使用方法について説明します。
この項の内容は次のとおりです。
スナップショットの作成
スナップショットは、データベースのパフォーマンス・メトリックの収集です。2つのスナップショットを比較したレポートを作成して、データベースのパフォーマンスを分析できます。
データベースの新しいスナップショットを作成するには、SQL Developerのメイン・ページを開き、接続ナビゲータでTimesTen接続が展開されていることを確認します。
スナップショットの削除
永続スペースを開放するために、不要なスナップショットの削除を検討してください。多くのスナップショットを保存する必要がある場合は、TimesTenパフォーマンス・メトリック構成の編集を検討してください。「TimesTenパフォーマンス・メトリック構成の編集」を参照してください。
データベースから新規スナップショットを削除するには、SQL Developerのメイン・ページを開いている必要があります。
TimesTenパフォーマンス・メトリック構成の編集
TimesTenパフォーマンス・メトリック構成で、最大スナップショット数および最大スナップショット保存サイズを変更できます。これらの構成設定は、データベースの永続スペースの不足を防ぎ、より多くのスナップショットを保存するために有用です。
最大スナップショット数または最大スナップショット保存サイズに達すると、永続スペースを開放するために最も古いスナップショットが削除されます。デフォルトでは、最大スナップショット数は256で、最大スナップショット保存サイズは256MBです
データベースのTimesTenパフォーマンス・メトリック構成を編集するには、SQL Developerのメイン・ページを開いている必要があります。
TimesTenパフォーマンス・メトリック・レポートの作成
TimesTenパフォーマンス・メトリック・レポートでは、TimesTenメトリックの特定の2つのスナップショットのデータを使用してHTML形式のレポートを作成します。TimesTenメトリック・レポートには、各メトリック用の情報が含まれます。レポートに表示される様々なメトリックの詳細は、Oracle TimesTen In-Memory DatabaseリファレンスのttStatsを参照してください。
データベースの新規レポートを生成するには、SQL Developerのメイン・ページを開いている必要があります。