TimesTen Classicのユーザー環境とシステム環境を確認する

問題の原因が、ユーザー環境とシステム環境の相違によるかどうかを確認するテストを行います。この手順では、2つのセッション・ウィンドウ(Windowsのコマンド・プロンプト・ウィンドウあるいはLinuxまたはUNIXのシェル・ウィンドウ)が必要です。

  1. TimesTenデーモンを停止します。
  2. 一方のセッション・ウィンドウで、通常のユーザーとしてTimesTenデーモンを起動します。

    Windowsの場合:

    % timesten_home/install/srv/ttsrv221.exe -d -verbose
    

    LinuxまたはUNIXの場合:

    % timesten_home/install/srv/timestend -d verbose
    

    いくつかのメッセージが一瞬表示され、待機状態になります。

  3. もう1つのセッション・ウィンドウで、キャッシュ・エージェントを再起動してみます。
  4. ステップ3が成功したら、Windowsの場合は[Ctrl]+[C]、LinuxまたはUNIXの場合はkillコマンドを使用して、ステップ2で1つ目のセッションで起動したTimesTenデーモンを停止します。
  5. ユーザー環境およびシステム環境を比較します。たとえば、ユーザーとシステムはどちらもoci.dllの同じコピーを見ているでしょうか。oci.dllライブラリに対するパス名は、ユーザーとシステム環境の間で違いがあるでしょうか。
  6. 相違がある場合は、必要な修正を行います。
  7. システムを再起動し、TimesTenデーモンを再起動します。