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Management Pack for Oracle® GoldenGate Oracle GoldenGate Directorの管理
12c (12.1.2)
E52104-03
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2.1 システム要件

この項では、Oracle GoldenGate Directorのサポートに必要なシステム・リソースとデータベース・リソースについて概説します。

Oracle GoldenGate Directorでは、どのOracle GoldenGateソフトウェア・インストールにも接続できます。

2.1.1 グローバリゼーション情報

Oracle GoldenGate Directorインタフェースはローカライズされていません。すべてのメニュー、コントロールおよびその他の説明は英語で表示されます。

Oracle GoldenGate DirectorはUTF-8文字エンコーディングのみに対応しています。NonStopプラットフォームではグローバリゼーション・サポートを利用できません。

Oracle GoldenGateが稼働しているオペレーティング・システムの文字セットとOracle GoldenGate Directorで監視または制御するデータベースの文字セットを同じにする必要があります。

2.1.2 Oracle GoldenGate Director Serverの要件

この項では、Oracle GoldenGate Directorのサーバー・コンポーネントのサポートに必要なリソースを示します。

2.1.2.1 ハードウェア要件

  • Oracle GoldenGate Director Serverの実行をサポートするプラットフォームを確認するには、http://support.oracle.comにアクセスして、「Certifications」タブをクリックします。このページには、Oracle GoldenGate Directorビルドの最新のマトリックスが掲載されています。

  • Oracle GoldenGate Director Serverは、64ビット・プラットフォームでのみ稼働します。

  • システムには1GBのRAMが必要です。

  • システムには100MB以上の空きディスク領域が必要です。この数字は、監視対象のホスト数またはユーザー接続数にかかわらず一定です。必要なディスク容量を左右する最大の要因は、サーバー・ログの保存期間です。

  • インストール・プロセス中に選択したHTTPポートは、Oracle GoldenGate Director Server専用にする必要があります。デフォルト・ポートは7001です。デフォルトのSSLポートは7002です。

  • Oracle GoldenGateインスタンスをホスティングしているすべてのシステムは、Domain Name Server (DNS)に登録される必要があります。

2.1.2.2 セキュリティ要件

Oracle GoldenGate Director Serverは、それぞれのManagerポートを介してリモートのOracle GoldenGateインスタンスに接続されます。ファイアウォールがOracle GoldenGateネットワーク内に存在する場合は、次の手順を実行します。

  1. 各Managerパラメータ・ファイルでDYNAMICPORTLISTパラメータを使用して、使用可能なポートのリストを指定します。

  2. これらのポートとManagerポート、およびOracle GoldenGate Director ServerのHTTPポートをファイアウォール越しに開きます。

2.1.2.3 ソフトウェア要件

  • Oracle WebLogic Server 11g (10.3.1、10.3.2、10.3.3、10.3.4または10.3.5)または12c (12.1.1、12.1.2、12.1.3)。Oracle GoldenGate Director Serverをインストールする前に、Standard Editionをインストールする必要があります。Oracle WebLogic ServerはOracleのJavaEEアプリケーション・サーバーです。このソフトウェアのインストール方法は、製品のドキュメントに記載されている指示に従ってください。このバージョンのOracle WebLogic Serverのインストールは、システム上にあるOracle Weblogic Serverの他のバージョンと競合しません。

    ノート:

    Oracle GoldenGate Director Server用のドメインを作成する必要はありません。ドメインは、インストール・プログラムによりOracle GoldenGate Directorインストール・ディレクトリに作成されます。

  • Java Runtime Environment (JRE)がOracle GoldenGate Director Serverがインストールされるシステムで使用可能で、サポートされている必要があります。JREのバージョンは、WebLogic Server 11gを使用する場合はバージョン6 (1.6.x)以上、WebLogic Server 12cを使用する場合はバージョン1.6.0_20または1.7以上である必要があります。JREは、64ビット・バージョンである必要があります。この環境がシステム上にない場合は、「Java Runtime Environment (JRE)のインストール」に記載の方法に従って、JREを入手および構成してください。

  • Oracle GoldenGate Director Serverでは、ユーザー・プリファレンスやOracle GoldenGateインスタンスに関する情報などの作業データを含む表の小規模なリポジトリを保持するために、データベースを使用する必要があります。Oracle GoldenGate Director Serverインストーラを実行する前に、データベースがインストールおよび構成され、稼働している必要があります。このデータベースには、次のいずれかを使用できます。

    • MySQL 5.x Enterpriseバージョン。インストーラに、このデータベースの無料トライアルへのリンクが表示されます。トライアル・データベースをインストールして起動した後、インストーラの元の場所に戻ることができます。

    • SQL Server 2005および2008

    • Oracle 9i以上

    リポジトリを作成して移入するために、選択したデータベースへのJDBC接続がインストーラによって確立されます。これはOracle WebLogic Serverに含まれるJDBCドライバjarによって提供されます。

  • UNIXまたはLinuxシステムでOracle GoldenGate Director Serverインストーラを使用するためには、X Windowのようなウィンドウ・システムを使用できる必要があります。

  • Linux Oracle GoldenGate Director ServerからWindows Managerへのリモート・アクセスを許可するには、OGG_HOME/GLOBALSパラメータ・ファイルに次のパラメータを追加する必要があります。
    _DISABLEFIX21427144

    次に、次のパラメータをOGG_HOME/dirprm/mgr.prmファイルに追加して、アクセスを有効にします。

    ACCESSRULE, PROG *, IPADDR Target_IP_Address, PRI 1, ALLOW

    変更の構成したら、Oracle GoldenGate Managerを再起動して、これらの変更を有効にする必要があります。

  • Oracle GoldenGate Director Serverオブジェクトとデータ用に、データベースに200MB以上の空き領域が必要です。インストーラにより、次の表と対応する索引を作成されます。

    • ACCOUNTB

    • ACLB

    • ACLENTRYB

    • ACNTGROUPREL

    • ACNTPROPB

    • ACONPROCSB

    • ACONWATCHB

    • ALERTB

    • AUTOINCB

    • CONTCACHEB

    • GDSCVERS

    • GROUPB

    • HOSTINFOB

    • LOGENTRYB

    • MANAGERREFB

    • MONAGENTB

    • NODESTATEB

    • OBJECTSTATEB

    • STAGEB

    • STATSENTRYB

    • SUFFIXB

    • UISPROPB

2.1.3 Oracle GoldenGate Director Clientの要件

この項では、Oracle GoldenGate Directorのクライアント・コンポーネントのサポートに必要なリソースを示します。

  • Oracle GoldenGate Directorの実行をサポートするプラットフォームを確認するには、http://support.oracle.comにアクセスして、「Certifications」タブをクリックします。このページには、Oracle GoldenGate Directorビルドの最新のマトリックスが掲載されています。

  • Oracle GoldenGate Director Serverは、64ビット・プラットフォームでのみ稼働します。

  • Oracle GoldenGate Director ClientとOracle GoldenGate Director Serverのバージョンは同じである必要があります。クライアントは、サーバー・ソフトウェアにパッケージされています。異なるバージョンのクライアントとサーバーを使用した場合、エラーが返されます。

  • クライアント・ホストは、Java Runtime Environment (JRE)バージョン6 (1.6.x)またはバージョン7 (1.7)以上が含まれているWindowsまたはUNIXプラットフォームである必要があります。JREは、64ビット・バージョンである必要があります。同じコンピュータにクライアントをインストールする場合、Oracle GoldenGate Director ServerとともにインストールされたJREを使用できます。JREをダウンロードしてインストールするには、「Java Runtime Environment (JRE)のインストール」を参照してください。

  • クライアント・ホストは、Oracle GoldenGate Director Serverホストと同じネットワークに存在する必要があります。

  • クライアント・ホストのモニターには、1024 x 768ピクセル以上の解像度(画面サイズ)が必要です。推奨される解像度は1280 x 1024以上です。

  • Oracle GoldenGate Directorのユーザー・インタフェースとメッセージの表示は英語のみです。

2.1.4 Oracle GoldenGate Director Webの要件

Oracle GoldenGate Director Webは次のWebブラウザをサポートします。

  • Microsoft Internet Explorerバージョン6.0以上

  • Mozilla Firefoxバージョン2.0以上

Oracle GoldenGate Director Web用にクライアント・システムにインストールされるソフトウェアはありません。