この項では、Oracle GoldenGate Directorのサポートに必要なシステム・リソースとデータベース・リソースについて概説します。
Oracle GoldenGate Directorでは、どのOracle GoldenGateソフトウェア・インストールにも接続できます。
Oracle GoldenGate Directorインタフェースはローカライズされていません。すべてのメニュー、コントロールおよびその他の説明は英語で表示されます。
Oracle GoldenGate DirectorはUTF-8文字エンコーディングのみに対応しています。NonStopプラットフォームではグローバリゼーション・サポートを利用できません。
Oracle GoldenGateが稼働しているオペレーティング・システムの文字セットとOracle GoldenGate Directorで監視または制御するデータベースの文字セットを同じにする必要があります。
この項では、Oracle GoldenGate Directorのサーバー・コンポーネントのサポートに必要なリソースを示します。
Oracle GoldenGate Director Serverの実行をサポートするプラットフォームを確認するには、http://support.oracle.com
にアクセスして、「Certifications」タブをクリックします。このページには、Oracle GoldenGate Directorビルドの最新のマトリックスが掲載されています。
Oracle GoldenGate Director Serverは、64ビット・プラットフォームでのみ稼働します。
システムには1GBのRAMが必要です。
システムには100MB以上の空きディスク領域が必要です。この数字は、監視対象のホスト数またはユーザー接続数にかかわらず一定です。必要なディスク容量を左右する最大の要因は、サーバー・ログの保存期間です。
インストール・プロセス中に選択したHTTPポートは、Oracle GoldenGate Director Server専用にする必要があります。デフォルト・ポートは7001です。デフォルトのSSLポートは7002です。
Oracle GoldenGateインスタンスをホスティングしているすべてのシステムは、Domain Name Server (DNS)に登録される必要があります。
Oracle GoldenGate Director Serverは、それぞれのManagerポートを介してリモートのOracle GoldenGateインスタンスに接続されます。ファイアウォールがOracle GoldenGateネットワーク内に存在する場合は、次の手順を実行します。
各Managerパラメータ・ファイルでDYNAMICPORTLIST
パラメータを使用して、使用可能なポートのリストを指定します。
これらのポートとManagerポート、およびOracle GoldenGate Director ServerのHTTPポートをファイアウォール越しに開きます。
Oracle WebLogic Server 11g (10.3.1、10.3.2、10.3.3、10.3.4または10.3.5)または12c (12.1.1、12.1.2、12.1.3)。Oracle GoldenGate Director Serverをインストールする前に、Standard Editionをインストールする必要があります。Oracle WebLogic ServerはOracleのJavaEEアプリケーション・サーバーです。このソフトウェアのインストール方法は、製品のドキュメントに記載されている指示に従ってください。このバージョンのOracle WebLogic Serverのインストールは、システム上にあるOracle Weblogic Serverの他のバージョンと競合しません。
ノート:
Oracle GoldenGate Director Server用のドメインを作成する必要はありません。ドメインは、インストール・プログラムによりOracle GoldenGate Directorインストール・ディレクトリに作成されます。
Java Runtime Environment (JRE)がOracle GoldenGate Director Serverがインストールされるシステムで使用可能で、サポートされている必要があります。JREのバージョンは、WebLogic Server 11gを使用する場合はバージョン6 (1.6.x)以上、WebLogic Server 12cを使用する場合はバージョン1.6.0_20または1.7以上である必要があります。JREは、64ビット・バージョンである必要があります。この環境がシステム上にない場合は、「Java Runtime Environment (JRE)のインストール」に記載の方法に従って、JREを入手および構成してください。
Oracle GoldenGate Director Serverでは、ユーザー・プリファレンスやOracle GoldenGateインスタンスに関する情報などの作業データを含む表の小規模なリポジトリを保持するために、データベースを使用する必要があります。Oracle GoldenGate Director Serverインストーラを実行する前に、データベースがインストールおよび構成され、稼働している必要があります。このデータベースには、次のいずれかを使用できます。
MySQL 5.x Enterpriseバージョン。インストーラに、このデータベースの無料トライアルへのリンクが表示されます。トライアル・データベースをインストールして起動した後、インストーラの元の場所に戻ることができます。
SQL Server 2005および2008
Oracle 9i以上
リポジトリを作成して移入するために、選択したデータベースへのJDBC接続がインストーラによって確立されます。これはOracle WebLogic Serverに含まれるJDBCドライバjarによって提供されます。
UNIXまたはLinuxシステムでOracle GoldenGate Director Serverインストーラを使用するためには、X Windowのようなウィンドウ・システムを使用できる必要があります。
OGG_HOME/GLOBALS
パラメータ・ファイルに次のパラメータを追加する必要があります。_DISABLEFIX21427144
次に、次のパラメータをOGG_HOME/dirprm/mgr.prm
ファイルに追加して、アクセスを有効にします。
ACCESSRULE, PROG *, IPADDR Target_IP_Address, PRI 1, ALLOW
変更の構成したら、Oracle GoldenGate Managerを再起動して、これらの変更を有効にする必要があります。
Oracle GoldenGate Director Serverオブジェクトとデータ用に、データベースに200MB以上の空き領域が必要です。インストーラにより、次の表と対応する索引を作成されます。
ACCOUNTB
ACLB
ACLENTRYB
ACNTGROUPREL
ACNTPROPB
ACONPROCSB
ACONWATCHB
ALERTB
AUTOINCB
CONTCACHEB
GDSCVERS
GROUPB
HOSTINFOB
LOGENTRYB
MANAGERREFB
MONAGENTB
NODESTATEB
OBJECTSTATEB
STAGEB
STATSENTRYB
SUFFIXB
UISPROPB
この項では、Oracle GoldenGate Directorのクライアント・コンポーネントのサポートに必要なリソースを示します。
Oracle GoldenGate Directorの実行をサポートするプラットフォームを確認するには、http://support.oracle.com
にアクセスして、「Certifications」タブをクリックします。このページには、Oracle GoldenGate Directorビルドの最新のマトリックスが掲載されています。
Oracle GoldenGate Director Serverは、64ビット・プラットフォームでのみ稼働します。
Oracle GoldenGate Director ClientとOracle GoldenGate Director Serverのバージョンは同じである必要があります。クライアントは、サーバー・ソフトウェアにパッケージされています。異なるバージョンのクライアントとサーバーを使用した場合、エラーが返されます。
クライアント・ホストは、Java Runtime Environment (JRE)バージョン6 (1.6.x)またはバージョン7 (1.7)以上が含まれているWindowsまたはUNIXプラットフォームである必要があります。JREは、64ビット・バージョンである必要があります。同じコンピュータにクライアントをインストールする場合、Oracle GoldenGate Director ServerとともにインストールされたJREを使用できます。JREをダウンロードしてインストールするには、「Java Runtime Environment (JRE)のインストール」を参照してください。
クライアント・ホストは、Oracle GoldenGate Director Serverホストと同じネットワークに存在する必要があります。
クライアント・ホストのモニターには、1024 x 768ピクセル以上の解像度(画面サイズ)が必要です。推奨される解像度は1280 x 1024以上です。
Oracle GoldenGate Directorのユーザー・インタフェースとメッセージの表示は英語のみです。