1 Oracle APEXアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドのリリース21.2での変更点

Oracle APEXアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドのすべての内容は、リリース21.2の機能とユーザー・インタフェースの変更が反映されるように更新されました。

新機能と更新

Oracle APEXリリース21.2の新機能と最新情報は次のとおりです。

  • スマート・フィルタ

    このリリースには、スマート・フィルタと呼ばれる新しい検索コンポーネントが含まれており、ユーザーはフィルタのサジェスチョンや検索条件を使用してデータをすばやく絞り込むことができます。スマート・フィルタ・ページには、フィルタにオートコンプリートが組み込まれている新しい検索バーがあり、複数の用語の検索をサポートし、キーボード・ナビゲーションが簡単になります。ページの上部に1つの検索フィールドが表示され、フィルタがサジェスチョン・チップとして表示され、特定の値が発生する頻度を示す件数が示されます。ユーザーはスマート・チップを検索またはクリックして、レポートをすばやくフィルタ処理できます。

    「スマート・フィルタの管理」を参照してください。

  • プログレッシブWebアプリケーション(PWA)

    このリリースには、プログレッシブWebアプリケーションを作成するための宣言的なサポートが含まれています。プログレッシブWebアプリケーション(PWA)は、高速で応答性が高く、ホーム画面にインストールできるように設計されています。

    「プログレッシブWebアプリケーション(PWA)の作成」を参照してください。

  • ファセット検索

    ファセット検索では、複数値列の宣言的サポートが追加され、アクセシビリティが向上し、ファセットの表示方法をより詳細に制御できるようになりました。

    「ファセット検索の管理」および「複数の値を含む列へのファセットの追加」を参照してください。

  • 更新されたアラートおよび確認ダイアログ

    • アラートおよび確認ダイアログの外観が更新され、スタイル、タイトル、アイコン、さらにはカスタム・ボタン・ラベルも簡単に指定できるカスタマイズ・オプションが提供されるようになりました。

    • ダイアログ・メッセージでは、真に動的なアラートのアイテム参照のクライアント側置換など、HTMLテンプレート・ディレクティブがサポートされます。

    • 「確認の要求」属性を切り替えるだけで、任意のボタンの確認ダイアログをトリガーできます。

    「ボタンの管理」および「ボタンの確認ダイアログの表示」を参照してください。

  • ジオコーディングと住所の正規化

    新しいジオコーディングされた住所ページ・アイテムは、ユーザーが住所を入力するときに選択できる一致候補のリストを提供します。住所をマップ・リージョンの座標に変換し、より簡単に使用できるように、座標と正規化された住所が含まれています。

    「使用可能なアイテム・タイプ」の「ジオコーディングされた住所」を参照してください。

  • RESTカタログおよび改善

    ユーザーは、RESTサービスに関するメタデータを含むカタログを検索して参照し、カタログ内のRESTサービス・メタデータに基づいてAPEX RESTデータ・ソースを作成できるようになりました。また、簡易HTTP RESTデータ・ソースに対する組込みのページ区切りのサポートもあります。

    「RESTデータ・ソースの管理」および「RESTソース・カタログの管理」を参照してください。

  • レポートのダウンロード、サブスクリプションおよび印刷の改善

    イメージ列は、PDF、XLSXまたはHTMLエクスポート・ファイルに埋め込まれるダウンロード済レポートでサポートされるようになりました。対話モード・レポート・サブスクリプションでは、すべてのダウンロード形式がサポートされるようになり、行が見つからない場合に電子メールが送信されなくなりました。

    「対話モード・レポートの「アクション」メニューのカスタマイズ」および「対話モード・レポートのダウンロード・オプションの構成」を参照してください。

  • 静的ファイル・エディタの改善

    開発者は、毎回ファイルを再アップロードしなくても、静的アプリケーション、ワークスペース、プラグインおよびテーマ・ファイルを作成、編集および名前変更できます。

    「静的アプリケーション・ファイルの作成」「静的ワークスペース・ファイルの作成」「ファイル」(テーマ属性)および「プラグインに関連付けるファイルの作成」を参照してください。

  • ブレッドクラム・エディタの改善

    1つのページに複数の条件付きブレッドクラム・エントリを提供する共有コンポーネントの編集の操作性が改善されました。

    「ブレッドクラムの作成」を参照してください。

  • ボタンの確認ダイアログ

    「確認の要求」属性を有効にすると、ボタンがクリックされた後に確認ダイアログが表示されます。ダイアログ・メッセージを構成し、「情報」、「警告」、「危険」、「成功」などのスタイル・オプションを適用できます。

    「ボタンの確認ダイアログの表示」を参照してください

  • SAML認証

    SAMLは現在サポートされている認証スキームで、開発環境と管理サービス内の独自のアプリケーションの両方に対して構成できます。

    「SAMLサインイン」を参照してください。

  • 名前が変更された置換文字列

    次の組込み置換文字列の名前が変更されました。レガシー名は引き続きサポートされていますが、Oracleでは新しい名前を使用することをお薦めします。

    • IMAGE_PREFIXの名前がAPEX_FILESに変更されました。

    • WORKSPACE_IMAGESの名前がWORKSPACE_FILESに変更されました。

    • APP_IMAGESの名前がAPP_FILESに変更されました。

    • THEME_IMAGESの名前がTHEME_FILESに変更されました。

    • THEME_DB_IMAGESの名前が THEME_DB_FILESに変更されました。

    「組込み置換文字列の使用」を参照してください。

  • 電子メール・テンプレートのコピー

    「電子メール・テンプレートのコピー」を参照してください。

  • 電子メール・テンプレートのプレースホルダの統合

    「共有コンポーネント」で定義されている電子メール・テンプレートを「電子メールの送信」プロセスに適用し、ページ・デザイナの「プレースホルダ値」ボタンを使用してプレースホルダ置換文字列を構成します。

    電子メール・テンプレートの定義を参照してください。

  • 日付ピッカー、「表示条件」属性

    日付ピッカーには、カレンダ・ポップアップの表示タイミングを制御する新しい「表示条件」属性が含まれています。この属性は、「表示形式」「ポップアップ」または「インライン」のどちらかに設定され、「デフォルトの使用」が無効になっている場合にのみ使用します。

    「使用可能なアイテム・タイプ」の「日付ピッカー」および「日付ピッカーの構成」を参照してください。

非推奨となったかサポートが終了した機能

次の機能はサポートされなくなったため、このドキュメントから関連するすべての説明が削除されました。
  • ページ・デザイナ、「コンポーネント・ビュー」タブ

Oracle APEXリリース・ノート非推奨となった機能およびサポートが終了した機能を参照してください。