16.12.2 静的リストの作成

静的リストは、事前に定義された表示値および戻り値に基づいています。

16.12.2.1 静的リストの作成プロセスについて

静的リストの作成プロセスでは、次のステップを実行します。

  • ステップ1: リストの作成ウィザードを実行して、リストを作成します。

  • ステップ2: 最初からリストを作成するか既存リストをコピーするかを指定します。

    エントリを最初から作成するか、または既存リストからエントリをコピーすることによって、リスト・エントリを追加できます。リスト全体をコピーすると、すべてのリスト・エントリもコピーされます。

  • ステップ3: 最初からリストを作成する場合は、リスト・タイプを選択するプロンプトが表示されます。「静的」を選択します。

    各リスト要素には、いつ表示するかを制御できる表示条件があります。特定のページのカレントまたは非カレントとしてリスト要素を定義できます。

  • ステップ4: リスト・リージョンを作成して、ページにリストを追加します。

これらのステップは必要に応じて実行します。リストの作成ウィザードを実行するときに最初の3つのステップを実行できます。または、これらのステップを一度に1つ実行することもできます。

16.12.2.2 リストを最初から作成

リストを最初から作成するには:

  1. リストの作成/編集ウィザードへのアクセス
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。
    4. 「ナビゲーション」で、「リスト」をクリックします。
    5. 「作成」をクリックします。
  2. 「ソース」で「最初から」を選択し、「次へ」をクリックします。
  3. 「名前およびタイプ」で、次のステップを実行します。
    1. 名前: 数字または英数字のリスト名を入力します。
    2. タイプ: 「静的」を選択します。
    3. ビルド・オプション: このコンポーネントのビルド・オプションを選択します(使用可能な場合)。ビルド・オプションは、アプリケーション内のコンポーネントが有効かどうかを判別する事前定義された設定です。
    4. 「次」をクリックします。
  4. 「リスト・エントリの定義」で、次のように指定します。
    1. リスト・エントリ・ラベル: 数字または英数字のリスト名を入力します。
    2. ターゲット・ページIDまたはカスタムURL: ターゲット・ページを選択するか、またはカスタムURLを入力します。
    3. 「次」をクリックします。
  5. 「確認」で、次のように指定します。
    1. リスト・リージョンを作成しますか。: リスト・リージョンを作成するかどうかを選択します。オプションは次のとおりです。
      • リスト・リージョンを作成しない

      • カレント・ページにリスト・リージョンを作成する

      • 各ターゲット・ページのリスト・リージョンを作成する

    2. リージョン位置: 新しいリージョンを作成する場合は、リージョン位置を選択します。
    3. リージョン・テンプレート: 新しいリージョンを作成する場合は、リージョン・テンプレートを選択します。
    4. リスト・テンプレート: リストの外観の制御に使用するリスト・テンプレートを選択します。
    5. 「リストの作成」をクリックします。

16.12.2.3 静的リストへのエントリとサブリストの追加について

リストの作成後、リストにエントリを追加する必要があります。リストを最初から作成するか、リスト・エントリをリスト内からコピーするか、または既存のエントリをあるリストから別のリストにコピーすると、リスト・エントリを追加できます。

サブリストを含む階層的なリストも作成できます。階層的なリストを作成するには、次のステップを実行します。

  • 階層的なリストをサポートするリスト・テンプレートを選択します。階層的なリストをサポートするリスト・テンプレートを判別するには、サブリスト付きというネーミング規則のあるテンプレートを検索します。

  • 各リスト・エントリの作成時には親リスト・アイテムを選択します。

16.12.2.4 エントリまたはサブリストを最初から追加

エントリまたはサブリストを最初から追加するには:

  1. リスト・ページにナビゲートします。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。
    4. 「ナビゲーション」で、「リスト」を選択します。

      リスト・ページが表示されます。

  2. リストを選択します。

    リスト詳細ページが表示されます。

  3. 「エントリの作成」をクリックします。
  4. 「エントリ」で、次のステップを実行します。
    1. 親リスト・エントリ: 該当する場合、このリスト・エントリの親を選択します。サブリストを含む階層的なリストを作成する場合は、この属性を使用します。

      この属性は、親リスト・エントリを作成する場合は表示されません。

    2. 順序: リストにおけるリスト・エントリの表示順序を指定します。これによって評価の順序が決まります。
    3. イメージ/クラス - このリスト・エントリを表示するために使用するイメージ・ファイル名またはFont Awesome CSSクラスを指定します。この属性はリスト・テンプレートによって指定されます。
    4. 属性: リスト要素イメージのイメージ属性(width="12" height="12"など)を指定します。

      リスト・ラベル・テキストを参照するには、#LIST_LABEL#置換文字列を使用します。この置換文字列を使用すると、リスト・ラベル・テキストの値に基づいてタイトル・イメージ属性を自動的に設定できます。次に例を示します。

      title="#LIST_LABEL#"

    5. Alt属性: リスト要素イメージのイメージalt属性を指定します。

      リスト・ラベル・テキストを参照するには、#LIST_LABEL#置換文字列を使用します。この置換文字列を使用すると、リスト・ラベル・テキストの値に基づいてAlt属性を自動的に設定できます。次に例を示します。

      ...alt="#LIST_LABEL#"...

    6. リスト・エントリ・ラベル: このリンクのラベル・テキストを入力します。
  5. ターゲット・タイプを指定します。オプション: 「URL」または「このアプリケーションのページ」

    ターゲット位置がURLの場合、次のように指定します。

    1. ターゲット・タイプ: 「URL」を選択します。
    2. URLターゲット: URLを入力します。次に例を示します。

      http://www.example.com

    ターゲット位置がページの場合、次のステップを実行します。

    1. ターゲット・タイプ: 「このアプリケーションのページ」を選択します。
    2. ページ: ターゲット・ページ番号を指定します。

      他のオプションは次のとおりです。

      • このページのページ区切りをリセット: ユーザーの新規問合せに合うデータの最初のセットにページを戻すには、このオプションを選択します。

      • 印刷用: このオプションを選択すると、アプリケーションの「印刷用」テンプレートを使用するターゲット・ページが表示されます。「印刷用」テンプレートにより、印刷用ページが最適化されます。

    3. リクエスト: 組込みアプリケーション・アイテムREQUESTを設定するテキストを入力します。これは、クリックしたボタンの名前で設定されるアイテムでもあります。
    4. キャッシュのクリア - ユーザーのセッション・ステートをクリアするページのページ番号を、カンマで区切って入力します。さらに学習するには、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。
    5. セッション・ステートを設定するには(リストされたアイテムに値を与えます):
      • 「次のアイテムを設定」で、セッション・ステートを設定するアイテム名をカンマで区切って入力します。

      • 「次の値を使用」で、前述のステップで指定したアイテムの値をカンマで区切って入力します。

      静的な値または置換構文(&APP_ITEM_NAME.など)を指定できます。URLのf?p=に渡されるアイテム値にはコロン(:)を使用しないでください。また、バックスラッシュでアイテム値全体を囲んだ場合(\1234,56\など)を除いて、カンマも使用しないでください。

  6. カレント・リスト・エントリの項目は次のとおりです。
    1. リスト・エントリがカレントとなるページ・タイプ: ページ・タイプに基づいて、このリスト・エントリがカレントとなる時点を指定します。

      リスト・アイテムはカレントまたは非カレントにできます。カレント・リスト・アイテムではカレント・テンプレートが使用され、非カレント・リスト・アイテムでは非カレント・リスト・アイテム・テンプレートが使用されます。実際の条件およびテンプレートは後続の属性で定義されます。

    2. リスト・エントリがカレントとなる条件: 条件付きで表示します。前述の選択に基づいて、評価する条件を定義します。この条件がTRUEの場合は、リスト・アイテムがカレントになります。さらに学習するには、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。
  7. 「条件」で、リスト・エントリを条件付きにする適切な情報を指定します。
  8. 「認可」で、認可スキームを指定できます。

    この認可スキームは、このコンポーネントをレンダリングまたは処理するためにTRUEと評価される必要があります。

  9. 「構成」で、このコンポーネントのビルド・オプションを選択します。

    ビルド・オプションは、アプリケーション内のコンポーネントが有効かどうかを判別する事前定義された設定です。

  10. 「クリック・カウント」で、リスト・エントリをクリック・カウントに含むかどうかを指定します。

    これが外部ページへのリンクである場合、クリックをカウントできます。

  11. 「ユーザー定義属性」で、追加属性を指定します。たとえば、次にtabindexやaccesskeyを追加します。
    tabindex="15" accesskey="D"
  12. リスト属性の定義の終了後、「作成」または「作成後、別のものの作成」をクリックします。

関連項目:

16.12.2.5 リスト間での静的リスト・エントリのコピー

あるリストから別のリストに静的リスト・エントリをコピーできます。

リスト間でリスト・エントリをコピーするには:

  1. リスト・ページにナビゲートします。
    1. 「ワークスペース」ホームページにナビゲートします。
    2. 「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    3. アプリケーションを選択します。
    4. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。
    5. 「ナビゲーション」で、「リスト」をクリックします。

      リスト・ページが表示されます。

  2. コピーするリストを選択します。
  3. 「タスク」リストで、「あるリストから別のリストへのリスト・エントリのコピー」をクリックします。
  4. 「リスト・エントリのコピー」で、コピー先のリストを選択し、「次へ」をクリックします。
  5. 「リスト・エントリのコピー」をクリックします。

16.12.2.6 静的リスト・エントリの親の変更

リスト・エントリの親の変更ページは、リスト・エントリ階層を管理するために使用します。

リスト・エントリの親を変更するには:

  1. リスト・ページにナビゲートします。
    1. 「ワークスペース」ホームページにナビゲートします。
    2. 「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    3. アプリケーションを選択します。
    4. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。
    5. 「ナビゲーション」で、「リスト」をクリックします。

      リスト・ページが表示されます。

  2. リストを選択します。
  3. 「タスク」リストで、「このリスト内におけるリスト・エントリの親の変更」をクリックします。
  4. 表示を階層のサブセットに制限するには、「開始」を使用します。選択して「実行」をクリックします。
  5. 「親の変更先」で新しい親を選択します。
  6. 移動するエントリを選択します。
  7. 「チェックしたエントリの親の変更」をクリックします。

16.12.2.7 孤立した静的リスト・エントリの管理

孤立リスト・エントリとは、親が現在のリストのメンバーではないリスト・エントリです。リスト・エントリが孤立している場合は、親のエントリを削除します。

孤立リスト・エントリを管理するには:

  1. リスト・ページにナビゲートします。
    1. 「ワークスペース」ホームページにナビゲートします。
    2. 「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    3. アプリケーションを選択します。
    4. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。
    5. 「ナビゲーション」で、「リスト」をクリックします。

      リスト・ページが表示されます。

  2. リストを選択します。
  3. 「タスク」リストで、「孤立リスト・エントリの管理」をクリックします。
  4. 削除するエントリを選択します。
  5. 「親エントリのクリア」をクリックします。

16.12.2.8 静的リスト・エントリの順序変更

クリーンアップ・ページで、リスト・エントリの順序を10単位で変更できます。

リスト・エントリをクリーンアップするには:

  1. リスト・ページにナビゲートします。
    1. 「ワークスペース」ホームページにナビゲートします。
    2. 「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    3. アプリケーションを選択します。
    4. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。
    5. 「ナビゲーション」で、「リスト」をクリックします。

      リスト・ページが表示されます。

  2. リストを選択します。
  3. 「タスク」リストで、「リストのエントリのクリーンアップ」をクリックします。
  4. 「クリーンアップ」をクリックします。