6.3 Oracle REST Data Servicesのダウンロードとインストール
Oracle REST Data Servicesのダウンロードとインストールについて学習します。
- Oracle REST Data Servicesのダウンロード
Oracle REST Data Servicesをダウンロードする方法を理解します。 - リバース・プロキシやロード・バランサの内側にあるOracle REST Data Servicesの構成について
Oracle APEXがリバース・プロキシまたはロード・バランサの背後で実行されている場合、ユーザーのブラウザが認識した元のHTTPホスト名とプロトコルをOracle APEXエンジンに通信することが重要です。 - Web Server HTTP POSTのリクエスト制限
Web Server HTTP POSTのリクエスト制限について理解します。
6.3.1 Oracle REST Data Servicesのダウンロード
Oracle REST Data Servicesをダウンロードする方法を学習します。
ヒント:
デフォルトで、Oracle REST Data Servicesを介してOracle APEXにアクセスするためのコンテキスト・ルートは/ords
です。Oracle APEXにアクセスするために/apex
のコンテキスト・ルートを持つ場合、Oracle REST Data Servicesをインストールする前に、ords.war
ファイルの名前をapex.war
に変更します。『Oracle REST Data Servicesインストレーション、構成および開発ガイド』」の、Oracle REST Data Servicesのインストールに関する項を参照してください。
Oracle REST Data Servicesをダウンロードするには、次の手順に従います。
6.3.2 リバース・プロキシやロード・バランサの内側にあるOracle REST Data Servicesの構成について
Oracle APEXがリバース・プロキシまたはロード・バランサの背後で実行されている場合、ユーザーのブラウザが認識した元のHTTPホスト名とプロトコルをOracle APEXエンジンに通信することが重要です。
Oracle APEXエンジンはこの情報を使用して、HTMLレスポンスおよびHTTPリダイレクト内に、ユーザーのブラウザが正常に追随できる有効なURLを生成します。正確な構成ステップは、Java EEアプリケーション・サーバーにより異なります。たとえば、Oracle WebLogic Serverの場合、これはOracle WebLogic Server Proxy Plug-Inを使用して実行されます。さらに学習するには、Java EEアプリケーション・サーバーのドキュメントを参照してください。
6.3.3 Web Server HTTP POSTのリクエスト制限
Web Server HTTP POSTのリクエスト制限について学習します。
スタンドアロン・モードまたはTomcat Java Container内でOracle REST Data Services (ORDS)を実行している場合、ファイル・アップロード以外のPOSTリクエストにはサイズ制限があります。Oracle APEXユーザーは、SQL Workshopでコピーと貼付けを使用してデータをアップロードする場合や、スプレッドシートからアプリケーションを作成する場合に、これらの制限に直面します。
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Oracle REST Data Servicesをスタンドアロン・モードで実行する場合、デフォルトの制限は、ORDS 19.4.6以前では200 KBです。次のようにして制限を増やすことをお薦めします。
Javaシステム・プロパティ
org.eclipse.jetty.server.Request.maxFormContentSize
を、より大きい値(単位はバイト)に設定します。このプロパティはOracle REST Data Servicesの起動時に設定できます。次に例を示します。java -Dorg.eclipse.jetty.server.Request.maxFormContentSize=3000000 -jar ords.war
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Apache Tomcat上で実行している場合、デフォルトの制限は2㎆です。制限を変更するには、Apache Tomcatの
maxPostSize
パラメータを調整します。参照:
詳細は、http://tomcat.apache.org/を参照してください。