2 Oracle Key VaultクライアントSDKのスタート・ガイド
Oracle Key VaultクライアントSDKは、Oracle Key Vaultについて理解しているCおよびJavaプログラマに向けて設計されています。
- Oracle Key VaultクライアントSDKスタート・ガイドについて
Oracle Key VaultクライアントSDKには、Oracle製品およびOracle以外の製品をOracle Key Vaultと直接統合するカスタム・アプリケーションの作成に向けたCおよびJavaのAPIが用意されています。ただし、エンドポイントを管理することや、暗号化ライブラリとして機能することを目的としたものではありません。 - このガイドの対象読者
このガイドは、Oracle Key VaultおよびOracle Databaseの熟練管理ユーザーであるCおよびJavaの経験豊富なプログラマを対象としています。 - サポートされているプラットフォーム
Oracle Key Vaultソフトウェア開発キットは、プログラミング言語に応じて様々なプラットフォームでサポートされます。 - Oracle Key VaultクライアントSDKの使用による利点
Oracle Key VaultクライアントSDKを使用すると、エンドポイント・プログラムからOracle Key Vaultサーバーにアクセスして、Oracle Key Vaultサーバーに保管されているオブジェクトに対して複数のKMIP操作を実行できるようになります。
親トピック: Oracle Key VaultクライアントSDKの概要
2.1 Oracle Key VaultクライアントSDKのスタート・ガイドについて
Oracle Key VaultクライアントSDKには、Oracle製品およびOracle以外の製品をOracle Key Vaultと直接統合するカスタム・アプリケーションの作成に向けたCおよびJavaのAPIが用意されています。ただし、エンドポイントを管理することや、暗号化ライブラリとして機能することを目的としたものではありません。
Oracle Key VaultクライアントSDKは、製品固有のキー管理の問題に対応します。
Oracle Key VaultクライアントSDKの機能は、次のとおりです。
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エンドポイント・プログラムからOracle Key Vaultサーバーにアクセスして、Key Vaultサーバー・オブジェクトに対して複数のKMIP操作を実行できるようにします。
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CおよびJavaのプラットフォームで使用できます。
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Oracle製品およびOracle以外の製品でキー、資格証明、対称キーなどのシークレットを管理できるように設計されています。ユーザーは異種ソリューションを管理できるようになります。ユーザーは、オブジェクトの作成、登録、取得および削除と、オブジェクトの属性の追加、削除および変更を実行できます。
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Oracle Key Vaultサーバーによる認証をサポートしていて、Oracle Key Vault構成ファイルを使用することもできます。エンドポイントで独自の接続管理を使用できるようになります。クライアントSDKは、相互認証されたセキュア接続(TLS)を使用してKey Vaultサーバーと通信できます。
- エンドポイントで独自のメモリー管理を使用できるようになります。
2.3 サポートされているプラットフォーム
Oracle Key Vaultソフトウェア開発キットは、プログラミング言語に応じて様々なプラットフォームでサポートされます。
- Linux
- Solaris SPARC64
- Solaris x64
- AIX
- HP-UX
- プラットフォーム非依存
2.4 Oracle Key VaultクライアントSDKの使用による利点
Oracle Key VaultクライアントSDKを使用すると、エンドポイント・プログラムからOracle Key Vaultサーバーにアクセスして、Oracle Key Vaultサーバーに保管されているオブジェクトに対して複数のKMIP操作を実行できるようになります。
Oracle Key VaultクライアントSDKの使用による主な利点は次のとおりです。
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キー管理がOracle Key Vaultに外部化されます。
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KMIP操作およびオブジェクトがサポートされます。
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接続設定が簡単になります。
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エンドポイント・エンロールと密接に統合されます。
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SDKは既存のCまたはJavaプログラムに簡単に埋込みできます。
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別のキー管理プロバイダとのインタフェースになっている既存のコードは、KMIPキー管理の全機能をするように簡単に更新できます。
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シンプルで直感的に使用できます。
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暗号化キーと暗号化データの物理的な分離に対応する様々な規制と指示に準拠できます。この分離はキー管理を外部化することで実現されるため、環境全体のセキュリティが強化されます。